2002/10/10 富士山(静岡県)
オオキツネタケ
Laccaria bicolor (Marie) P. D. Orton
ハラタケ目 ヒドナンギウム科 キツネタケ属

 各種林内に発生するが富士山のツガ帯で見かけることが多い。アンモニア菌で放尿のあとや動物の死体分解あとなどに発生する。傘の表面は微細な鱗片に覆われ吸水性。湿時肉色で乾くと黄褐色に変わる。ヒダは若いとき淡い青紫色でのち僅かに紫を帯びた肉色。柄に直生からやや垂生し疎。柄は繊維状のすじがあり中空で根本が淡紫色の菌糸で覆われていることが多い。
 食用とされているがアンモニア菌と聞くと食べる気にはならない。
2004/8/20 2005/9/30