2006/08/26 富士山(山梨県)
オウバイタケ
Mycena aurantiidisca Murrill
ハラタケ目 クヌギタケ科 クヌギタケ属

 北海道の針葉樹林に出るとされているが、環境が似ている富士山5合目付近の針葉樹林に多数発生。ベニカノアシタケに似ている。
 傘径は3〜10ミリくらい。初めは先端がやや尖った円錐型で、しだいに開いて低い山形になる。ほとんど粘性はなく、鮮やかなオレンジ色を呈するが周辺部は色が淡く、新鮮なものは放射状に走る半透明の条線を持つ。乾くと淡黄色〜クリーム色に色あせ条線も消える。肉は極薄く壊れやすく、傘の色と同色。味も臭いもほとんど無く空気に触れても変色しない。ヒダはやや疎〜やや密で柄に直生〜上生(稀にやや垂生)し、乳白色ないしかすかにクリーム色。柄は細長く、基部が僅かに太まりほぼ白色または淡黄色でやや透明感があり、上部は多少紛状をなし。、基部に白い短毛をしばしば備え、中空で折れやすい。
  載っている図鑑が少ないので小学館「いきなりきのこ採り名人」に記載されている内容を記載した。オウバイタケは発生頻度が高く毎年見つけているので改めて細部の確認をしたいと考えている。