2002.0514 富士宮市
カンゾウタケ
Fistulina hepatica (Schaeff.) With.
ハラタケ目 カンゾウタケ科 カンゾウタケ属

 一属一科一種のきのこで、梅雨期と秋にスダジイやマテバシイの大木の洞などに発生。傘は舌状から扇形で、表面は微細な粒状で色は赤い。厚みがあり全体は肝臓を連想させる。裏はスポンジ状の管孔が密生する。肉は霜降り肉のような色合いで赤い液汁を含む。
 生食できる数少ないきのこで僅かに酸味がある。
 アメリカなどでは「貧者のビーフステーキ」、フランスでは「牛の舌」と呼ばれている。