2004/06/14 富士山(静岡県)
キイロスッポンタケ
Phallus flavocostatus Kreisel
スッポンタケ目 スッポンタケ科 スッポンタケ属

 初夏から秋にかけ、ブナ林など標高の高いところの腐朽が進んだ倒木及びその周りに発生。菌卵は白い卵形、のち裂開して傘と柄を伸ばす。傘(グレバ)は釣鐘形、濃黄色。表面に隆起した粗い網目模様を生じ、悪臭を放つ暗緑色の粘質な胞子塊で覆われる。柄は初め黄色を帯びるが、のち次第に退色し白色となる。輪切りにすると泡状の2〜3層の組織からなる。
 悪臭により集まった、ハエなどの昆虫にグレバが舐められると黄色い地肌が現れる。
2007/5/20