2008/7/17 富士宮市
キヌガサタケ
Phallus indusiatus Vent.
スッポンタケ目 スッポンタケ科 スッポンタケ属

 梅雨が明ける頃から孟宗竹の竹林に発生。幼菌は4〜7センチくらいの白い球状で、大きく裂けて開き、スポンジ状の柄が伸長する。柄の先端には円錐型のグレバがありそこから白いレース(菌膜)が垂れ下がる。
 グレバはオリーブ褐色の粘性がある胞子を含んだ液体に覆われ、生ゴミ様の悪臭を放ちハエなどの昆虫を集め胞子を運ばせる。雨などで粘液が流されると白い地肌が露出する。
 レース状の膜の役割は不明だが、その美しさから「きのこの女王」と称される。
幼菌 2003/06/29