2002/7/2 富士市
クロムラサキニガイグチ
Tylopilus neonigriceps Har. Takah.
イグチ目 イグチ科 ニガイグチ属

  スダシイ主体の広葉樹林に発生。 傘の表面は乾性でやや密毛状。色は最初濃青紫色、成熟するとしばしば黒褐色を帯びる。 肉は固くしまり白色で、変色性はなく、味は苦い。 管孔は直生~やや上生し、幼時白色、のち帯紅色。空気に触れると徐々に褐色に変わる。孔口は傷つけると褐色に変わる。 柄は暗青紫色を帯び、根本に向かってやや淡色になる。中実で、しばしば縦皺を表し、ときに頂部に繊細な網目模様を表す。根本は類白色の密綿毛状菌糸に覆われる。
 2007年に高橋氏により発表され、図鑑にはまだ載っていない。発生は稀と思われる。