2005/06/10 富士山(静岡県) 
コフキサルノコシカケ(広義)
Ganoderma applanatum (Pers.) Pat.
タマチョレイタケ目 タマチョレイタケ科 マンネンタケ属

広葉樹の倒木や立ち枯れに発生。多年生で、耐久性があり50センチを超えるものもある。表皮はかたい殻皮に覆われ、灰褐色〜灰色で、環溝があり、成長期には縁の部分は白っぽくなることがある。 上面はココア状の粉(胞子)を帯びココア色になっていることが多い。(下面の管孔から吹き出した胞子が上面に付着する)  下面は胞子を出す管孔になっているが、ココア色に染まることはなく白色。
 近年の研究で「コフキサルノコシカケ」と呼ばれたものには複数種が含まれていることが分かり増補改訂版「日本のきのこ」では「広義」が付けられた。
  (コフキサルノコシカケは、北海道や東北の高い山に発生し、オオミノコフキタケはコフキサルノコシカケより、南に発生する。(詳しくは検鏡が必要))