2001/10/27 富士宮市
ササクレヒトヨタケ
Coprinus comatus (O.F. Müll.) Pers.
ハラタケ目 ハラタケ科 ササクレヒトヨタケ属

草地・庭園・畑地、など有機質に富んだ地上発生。高さ20㎝くらいになる大型。 傘は幼時細長い卵型で、のち円錐形。完全に開くことはなく、柄の中程まで、カサがかぶさっている。全面が淡黄土色から灰褐色の綿毛状のササクレに覆われ、さらに成熟すると放射状の長い条線があらわれる。ヒダは離生し密。初め白色、のち淡紅色をへて暗褐色、最後にはほぼ黒色となる。傘は老成すると黒インキ状に液化し、溶け落ちる。柄は白色で中空。
 従来は、ヒトヨタケ科、ヒトヨタケ属のタイプ種であったが、分子系統学的解析の結果、ハラタケ科に移された。