2002/9/11 富士山(静岡県)
タマウラベニタケ
Entoloma abortivum (Berk. & M.A. Curtis) Donk
ハラタケ目 イッポンシメジ科 イッポンシメジ属

腐朽が進み湿り気の多い、広葉樹の倒木に発生。 傘は平滑で、灰白色から淡灰褐色。 ヒダは密で、柄に垂生し、初め淡灰色で、のち肉色。  柄は傘より淡色で、表面は粉状で線上にスジがあり、基部が白色の菌糸毛で被われる。 きのこ形にならずに団子状の塊になるものもある。

正常な形になれず、団子状の塊ができることが名前の由来になっている。団子状になる原因は明らかではないが、タマウラベニタケにナラタケの菌糸が侵入したために奇形になったという説が有力とされている。