主にきのこウオッチングの記録です。

2003.03.29 富士宮市
 前回のハンノキから出たヤニ?について「キノコ雑記」の浅井さんからアドバイスをいただいた。樹液性の酵母があのような姿になるらしく、意外な結果に驚くと共に、謎が解けた爽快さを味わうことが出来ました。
ここで浅井さんのページを紹介させていただきます。http://www.ag.wakwak.com/~fungi/ax_kinoko_wadai/nitehi_jushikobo.htm

 昨年来探していたトガリアミガサタケをついに見つけることが出来た。
 今日も朝から7ヶ所のイチョウの木巡りをして、気配すら無いのであきらめて帰る車の中で遠くに3本のイチョウが見えたので、あまり期待することもなく行ってみると1本の木に出ていました。19本も(^_^)
 9回の裏満塁ホームランのような劇的な出会いでした。
 すでに色あせた老菌が半分近くありかなり前から出ていたことが伺えました。
 当地にも出ることが確認できたので、今後も観察を続けて行く楽しみが増えました。

 そのほかには大きなクヌギの切り株からニガグリタケモドキがたくさんで始めていた。
2003.03.26 富士宮市
 雨上がりで気温も上がり4月中旬の暖かさになった。桜のつぼみもふくらみ早い木は開き始めている。
 
 今日は最初からキクラゲを採る目的で、数年前から伐採が続いている雑木林を歩いた。
 予想どおりキクラゲはたくさん出ていて雨上がりの綺麗な姿が見られた。まだ幼菌が多かったが我が家には十分な量が確保できた。

 一ヶ所だけだが切り株からエノキタケの綺麗な幼菌が出ていた。里山ではそろそろ終わりが近いらしく、大きくなる気配は感じられなかった。

 ハンノキの枝を切った切り口に、キクラゲの仲間のような塊が付いていたが、よく観察すると木から出たヤニのようだ。
2003.03.19 富士宮市
 雨が降る日が続いたので、ゼラチン質きのこが出ているだろうと雑木林を歩くと、みごとにオンパレードであった。

見つけた順に

コナラの倒木からハナビラニカワタケクロハナビラタケ

ズタジイの倒木からシロニカワタケのような不明菌シロキクラゲコガネニカワタケ

桜の落ち枝からヒメキクラゲ

コナラの落ち枝からタマキクラゲ

楠木と思われる倒木にキクラゲの幼菌

ゼラチン質以外では、ニオイアシナガタケが見られた。

2003.03.16 富士宮市
 前回に引き続き、トガリアミガサタケを探して銀杏参りをしたが寒さがぶり返したせいか状況は全く変わっていないようだ。

 コースを変えて、毎年観察に行くカタクリの花を見に行った。まだ蕾で昨年より1週間くらい遅れているようだ。

 途中ツバキの花が咲いていたので落ち葉をどけるとやはりツバキキンカクチャワンタケがあった。(探し方が旨くなったようだ!)

 落ち葉をどけるとき湿った広葉樹の葉から極小の落葉分解菌が2本出ていた。普段なら見逃してしまうが、きのこが少ない時期なのでじっくり観察してみた。

 クヌギの落枝からは、ヒメキクラゲとタマキクラゲが隣り合って出ていた。

 沢沿いの湿ったコナラの立ち枯れにはセンボンクヌギタケの仲間が見られ、前夜雨が降ったのにあまり元気がなかった。

2003.03.10 富士宮市
 昨日は静岡県木の子の会総会に出席し、スライド観賞や懇親会で楽しいひとときを過ごした。
 居酒屋で懇親会が開かれたが、訳がわからないことを言って盛り上がっている異様な団体でした。皆様ご苦労様でした(^_^)。

 今日は、トガリアミガサタケを探して銀杏の下を歩いたが何も見あたらないので、定期観察コースの雑木林を歩いてきた。
 途中の梅畑では、土筆が大きくなっていて確実に春が来ていることを告げていた。
 
 赤松の倒木からクヌギタケのようなきのこが出ていたのですり潰してみると微かな薬品臭がした。アクニオイタケに間違いないだろう。

 コナラの倒木からフクロシトネタケの幼菌が出ていた「ドキッときのこ」(神奈川県)でも紹介されているので太平洋側(関東・東海)では今頃から出始めるのだろう。

 ヒラタケは色々な広葉樹の倒木に出るが、桜の木に出たのは初めて見た。厚みや香りは申し分ない。

 椎の木の切り株に大きなシイタケが一つだけ出ていた、一つに集約されたためか型・色・厚さとも上物だった。

 
2003.03.05 富士宮市
 春めいた日が続いたと思ったら、また冬に逆戻りで今日は低温注意報が出ている。
 白糸の滝周辺(標高700m)を散策したが、霜柱が出ていて手袋がほしくなるほど寒かった。

 きのこは、ヒイロタケスエヒロタケなどの堅いきのこはいくつか見られたがハラタケ類のきのこは見ることが出来なかった。

 場所を移して、宝探し気分のツバキキンカクチャワンタケを探しに公園のある神社に行くと、5本ある椿の全てから探すことが出来た。適当に水分があり落ち葉が残されているからだろう。

 椿の近くに広葉樹の木が積まれており、驚いたことにエノキタケが群生していた。

 「アミガサタケ発生」の便りも聞かれ始めたが、単発で見つけたことがあるだけで、シロを知っているのは友人の庭だけなので、情報を忘れないように電話を入れてみよう。
(自分でシロを見つけたい!!)