2004.02.25 富士宮市
 3日前に雨降ったので近くの公園を歩いてきたが、あまりキノコは出ていなかった。前後の乾燥が厳しすぎるのだろう。

 コナラの切り株にでたカワラタケは、まだ乾燥途中で日に輝いていた。 切り株の根際に出たニガグリタケは成長が悪く、多くのものはズキンタケ位まで成長して乾燥し始めている。
 天然のシイタケも出始めていたが、早くも虫にやられたものが多かった。

 オフシーズンを利用した昨年分の更新が概ね完了した。図鑑やネット情報と比べながら、改めて見返すと新たな発見もあり思っていたより楽しい作業だった。そろそろ身体もなまってきたので観察の回数を増やしていきたいと思っている。(次の雨が待ち遠しい!)


2004.02.12 富士山(西臼塚)
 晴天が続きどこもへ行ってもキノコはなさそうなので、歩く事を主体に西臼塚のブナ林をウオッチングしてきた。

 道路や駐車場は除雪されていたが遊歩道は雪が残っており、シカ、キツネ?、タヌキ?、ウサギ等の足跡を観察できた。一番多かったのはシカで、遊歩道が歩きやすいらしくたくさんの足跡がにどこまでも続いていた。

 遊歩道沿いの直径30〜40p位のウラジロモミの樹皮がシカに食い荒らされていて、その数の多さと足跡の多さから相当の数がいる事が想像された。(シカがキノコ好きなら相当食わているだろう・・・)

 キノコは、殆ど出ていなかったが倒木にマメホコリ(変形菌)の老菌が出ていた。昨年出たものが寒さにめげず残っていたのだろうか?

 硬質菌は数種類見られたが新鮮なものは少なくカワラタケを撮影しただけに終わった。

 天気がよく、風のない日に雪のブナ林を歩くのは新たな発見があって楽しいものだ。



2004.02.04 富士宮市
 
 待望の雨が一昨日降り、暖かい日が続いている。この時期では絶好のキノコ日和だ。予想どおり定期観察路の公園には、たくさんのキノコが出ていた。

 コナラの倒木にキヒラタケと思われる毛に覆われたキノコが出ていた。秋の終わり頃ブナの立ち枯れなどで見ることが多いが同じものだろうか?

 伐採した枝などが集められた場所にエノキタケがたくさん出ていたがすでに乾燥し始めているものが多かった。

 朽ち始めたコナラの切り株に小型のクヌギタケの仲間が出ていた。この寒い時期に毎年見られるありがたい存在だ。綺麗な状態のものが多く久しぶりに撮影に力が入った。

 ヒノキの落ち枝が積まれた場所には、ギャラリーにアシグロホウライタケで載せたものと同じキノコが出ていた。昨年から疑問に思っていたが改めて観察すると、アシグロホウライタケとするには無理があるように思える。冬から早春にかけヒノキから出てアシグロホウライタケ様だが足が青黒くはならない。名前は有るのだろうか?とりあえずシロホウライタケ属としておく。

 他には、キクラゲ、タマキクラゲ、ハナビラタケなどが出ていた。



2004.01.23 富士市
 私の住む富士宮市は、海抜35mから3776m(富士山頂)までつづき
日本一標高差のある町で、冬場、大きな寒気団に覆われよく晴れた日は高度による温度差が激しく、平地(海抜100m)で氷点下3℃のとき白糸の滝付近(海抜約700m)では氷点下9.5℃で6.5℃の差が出る。(余りキノコと関係ない話ですが、フィールド環境の紹介とウオッチングを控えている言い訳です。)

 19日に富士市に所用で行ったとき近くの公園でシラカシから出ているヒラタケを見つけた。この乾燥期に珍しいので遅くなってしまったが掲載することとした。

※19日に「アルバム」で更新した「ビョウタケ」はキノコの縁に白い毛が生えているので、ヒナノチャワンタケモドキ属(Lachnellula)の一種ではないかとのアドバイスをいただき検討したところ、ヒナノチャワンタケモドキ属とするのが妥当と判断したので名前を変えました。

 今後とも、お気づきの点がありましたら、気軽にメールにてアドバイスをお願いします。

 
2004.01.16 富士宮市
 今日も晴天の里山を歩いてきた。3日前に少し雨が降ったので期待していたが、その後の晴天と冷え込みでキノコの発生には至らなかったようだ。

 硬質菌はたくさん出ていたが、今まで取り上げたことのないものを3種類載せることにした。

 1 ニクウスバタケ

 2 キウロコタケ

 3 マメザヤタケ? 


2004.01.09 富士宮市
 雨が降ったら出かけようと思っていたが、とうぶん降りそうもないので足慣らしを兼ねて里山を歩いてきた。

 一ヶ月近く降っていないのでどこも乾いていて、カワラタケやヒイロタケなどの硬質菌も冴えない色をしている。クヌギの倒木に出始めた硬質菌の幼菌も可愛い形のまま成長が止まっている。

 昨年見つけたエノキタケのシロは、たくさん出ていたがほとんどが乾燥し始めていて被写体になったのはわずかだった。(この環境でわずかでもいいものが見れたのは初のウオッチングでは幸運といえるだろう!)

※ 昨年の夏から、手作りの特製レフ板を使用しており、数人の仲間に差し上げたところ好評をだったので作り方を紹介することにした。

利点
 ・ 地面に差し込めるので両手が空く
 ・ ワイヤーが自由に曲がるので方向を自由に変えることができる。
 ・ 携帯が容易
 ・ 好みの大きさで作れる
 ・ 安価で作れる。(300円で多数)


2004.01.01 新年のご挨拶

 明けましておめでとうございます。
  皆様のご多幸と、きのこ豊作を祈願します


 申年の初めはこれしかないとコフキサルノコシカケを用意しました。
                              (12月26日撮影。)

 今年も元気にキノコウオッチングを楽しみたいと思います。
  本年もよろしくお願いします。  

                           フジタケ