2005.12.31 2005年回想
 年々一年が短く感じられるのは年のせいかもしれないが、きのこを通して野山の移ろいを見ていると、瞬く間に一年が過ぎ行くことを実感する。

 今年は例年に比べ乾燥した日が多く、当地のきのこは全般に豊作とはいえなかったが、こんな年だからとこそと思われるシャカシメジやヒゴノセイタカイグチ等を見る機会にも恵まれ、写真撮影は十分楽しむことが出来た。

 きのこ撮影において、構図を決め マニュアルでピントを合わせ シャッターを切る動作は、狩猟の 銃で狙いをすまし、引き金を引く行為に近いものがあり、獲物がCCDに記憶された画像でも上手く取れたときは狩猟本能が満たされる。撮りためた写真を整理しながら きのこ狩りと違った意味のきのこハンターになっている自分を感じている。(デジタル一眼レフ2年目の感想)

 来年も また きのこと遊べる 平和な日が多いことを祈って 今年の回想とします。

 皆様 良いお年をお迎え下さい。

                         今日の富士山
 
2005.12.21 更新情報
 強い冬型の気圧配置が続き、静岡県は連日晴天で空っ風が吹き荒れ、乾燥注意報が出続けています。当分きのこは出そうにないので整理できた写真のアップを始めます。
 手始めに2005ギャラリーを開設し10点を掲載しました。
2005.12.13 富士山(静岡県)
 一昨日、富士山の中腹に雪が降ったので 凍った道路が溶ける10時頃になってから西臼塚のブナ林に向かった。もう訪れる人は少ないようで雪の積もった林道には鹿や狸などの足跡が無数に残っていた。
 多少の雪が降ったとはいえ長く続いた乾燥のため、きのこが出ているところは限られていたが なんとか雪の中に出るきのこの写真を撮ることができた。

雪の林道 タヌキノチャブクロ ニガグリタケ ムキタケ
2005.12.07 里山
 かなり寒くてもきのこは出るものだが、乾燥には勝てないようで どこへ行ってもきのこは出ていない。最後の期待を持って前回見つけたヒラタケを見に行くと、沢に倒れ込んだ この倒木だけは湿っていてヒラタケは順調に生長していた。
ヒラタケ
 今年もシーズンオフの写真整理を始めたが、毎回選別しておいた写真を納めた外付けハードディスクが10月に故障してデーターを失ったため、別のハードディスクに入れておいた原画のRAWファイルをJPGに現像しながらの作業になり時間がかかっている。

 パソコンが高性能になり画面も多くのデーターが表示できるものが多くなってきたので「ギャラリー」に載せる写真は800×600の大きさにしようと思い、今日のヒラタケで試してみたがいかがでしょか?

 更新の手始めに、7月の散策での出来事「熊との遭遇」を雑記帳に掲載したのでご覧下さい。