2007.03.31 里山
 月曜日と木曜日に雨が降り、気温も高い日が続いたので久しぶりに いい条件がそろい期待して山へ向かったが、予想に反してきのこの姿は少なかった。最初に入ったスダシイの林でカラムラサキハツを見つけた後は、なかなか次が見つからず最後に立ち寄った神社で倒木に群生したきのこを見つけたが名前は分からなかった。
カラムラサキハツ 不 明
2007.03.24 里山
 2週間以上雨が降らず乾燥注意報が出ていたので状況は先週より更に悪く、新たに出たきのこは一つも見あたらなかった。午後から雨が降り出し明日も続く予報が出ているので、その後は足踏みしていた桜の花も咲き、春らしいきのこが出てくると思われる。
ツボミタケ

2007.03.18 里山
 昨日は「静岡木の子の会」総会があり、浜松医科大学 医学博士 権守邦夫先生の「中毒という面から見たキノコについて」の講演を聴講することができた。図鑑などで基本的なことは分かっているつもりだったが、経験に基づいた話は具体的で分かりやすく学ぶところが多くかった。
 また、滋賀大学教授の横山和正先生にも急遽参加していただき、日頃疑問に思っていた質問に丁寧に答えていただいた。地方では、最前線の研究者の話を直接お聞きする機会は少ないので有意義な研修会だった。両先生及び手配していただいた事務局に感謝しています。

 今日は、彼岸の入りということで、実家(山梨県)の墓参りに行き、短時間だったが近くの山を散策してみた。山はかなり乾燥していて、きのこはなかなか見つからなかったが、水がしみ出ている場所に切り倒されたスギの間伐材でフクロシトネタケをようやく見つけた。
 フクロシトネタケをネット検索すると「1990年頃に大分県のシイタケ栽培農家で千切りにして食べてきのこ中毒を起こし滋賀大学の横山先生の鑑定でフクロシトネタケとわかり、一躍有名になったきのこだそうです。」との記事を見つけることができ、昨日会ったばかりの先生だったので驚きだった。
フクロシトネタケ

2007.03.11 里山
 昨日は、近くの公園を歩いたが乾いたシイタケのみで被写体が無く更新はしなかった。
 夜半から今朝8時頃までまとまった雨が降ったので、今日は、毎春アクニオイタケが出る松林に向かった。僅か一晩できのこは出ないだろうとあまり期待はしていなかったが、湿度が保たれやすい場所の為か、思いの外多くのきのこが出ていた。
アクニオイタケ フクロシトネタケ タマキクラゲ ウラベニガサ トガリアミガサタケ
2007.03.04 街中〜富士山
 3月になると 花を咲かせる草木も多くなり、スギ花粉以外は誠に嬉しい季節である。まだ、きのこの種類はそれほど増えることはないが、トガリアミガサタケの姿を見ると春のきのこが始まったと実感する。
 今日は5月初旬並に暖かいので街中の寺でトガリアミガサタケ観察してから、今年初めての富士山のブナ林散歩をしてきた。
 イチョウの樹下にすでに成菌になったトガリアミガサタケを5本見つけたが、いつもの半分程度と出が悪い。今年は不作なのだろうか?
 ブナ林は暖冬で雪は無く乾燥気味で、訪れている人も少なく、遊歩道を外れると私一人の貸し切りとなり、シジュウカラやヤマガラなどの小鳥の群れに度々包まれ、その度に足を止め可愛いしぐさを観察しながらの散策になったが、柔らかいきのこはセンボンクヌギタケを2箇所で見つけただけだった。
トガリアミガサタケ センボンクヌギタケ