2007.08.25 富士山(静岡県)
 25日の日記を27日に書いています。
 行けないはずの予定が午後にずれたので早起きをしてブナ林を歩いて生きた。
 今年はトンビマイタケの当たり年のようで3箇所で発生を確認したが、その内の一箇所はこれまで見た全てのきのこの中で最大の発生規模で爆生しており、その圧倒的なパワーに気を呑まれしばし声も出なかった。
 帰り道、もし珍菌のチョレイマイタケが出るなら此処だろうと思っていた場所に、夏きのこだから もしかしたらと思い立ち寄ると、ほんとうに一株鎮座していた。先ほどと違う感動に「ヤッタ−」の声が漏れ顔が緩んだ。今度はお約束のマイタケ踊りを控えめに踊り、その後撮影を楽しんだ。
トンビマイタケ チョレイマイタケ
2007.08.18 富士山(静岡県)
 依然として雨はなく、今週は各地で気温が過去最高を記録し、日本記録も74年ぶりに更新(40.9度)された。この状態では里山のきのこは絶望的と思えたので、先週に引き続き富士山に向かった。
 西臼塚は深い霧がかかっており、山も乾燥気味で目新しいきのこも少ないので東臼塚(水ヶ塚)へ向かうと、峠の反対側にあたるこの場所は強い雨が降り霧は晴れていた。(僅か5分走っただけでも山の天気はガラリと変わる。)
 このごろは携帯電話が鳴ったらすぐに帰れる体制で観察をしているが、散策が一段落したとき連絡が入り、お昼前には家につき無事用件を片付けることができた。携帯電話なんて無ければいいと思う反面、あるからこそ出かけられるのも事実で、心裏腹ではあるが山の中でも連絡が付く便利さに軍配を上げる。
ヒロヒダタケ サマツモドキ クサハツ コガネヤマドリ ウラグロニガイグチ
2007.08.11 富士山(静岡県)
 11日の日記を12日に書いています。
 本格的な夏空が続き、連日灼熱の太陽が照りつけ、夕立もないので里山のきのこは姿を消してしまった。
 こんなときは涼を兼ね、里山よりは可能性のある富士山に向かうのが毎年のこととなっている。
 西臼塚の駐車場に着くと見たことのある車(タケベンツ)が停まっており、ドキッときのこの竹さんがすでに入山していた。(こんなとき考えることは同じですね・・・)
 西臼塚火口で追いつき、その後は一緒に撮影を楽しんだが富士山では初めて見つけたミミブサタケを始めオオミヤマトンビマイなど、思っていた以上に多くのきのこが出ていて心地よい疲労感が残る散策になった。
キアシベニヒダタケ ナガエノニカワアナタケ(仮称) ハナガサタケ ミミブサタケ オオミヤマトンビマイ
2007.08.04 里山
 梅雨が明けてからも強烈な夏の日射しが降りそそぐ日は少なく、7月中は順調にきのこが出続けた。8月に入り、昨日も九州を通過し日本海を北上する台風5号の影響で断続的に雨が降り、山は湿っているので きのこはたくさん出ているだろうと里山の実績のあるポイントを巡ったが、新たに出たものは少なく里山は一服状態に入ったようだ。
カバイロツルタケ マツオウジ シロオニナケ キッコウアワタケ ミヤマベニイグチ