2022.12.03 海岸の松林

 海岸の松林は、例年11月初旬に色々なきのこが出るが今年は何も出なかった。11月下旬から定期的に雨が降っているので様子を見に行くと傘のあるきのこは何もなかったがショウロとホコリタケの仲間を見つけることができた。

ショウロ
植栽されて10年くらいの若い黒松の林に点々と出ていた。

草や落ち葉がないところに出ているものが多かった。



鮮度のいいものは埋もれている部分と中身が白かった。


ホコリタケの仲間
表面は鱗片ではなく微細な粒状。




2022.11.28 富士山(静岡県)

 紅葉が終わった林にキノコは期待していなかったが、適当に雨が降っているためか数種類を見つけることができた。

カワキタケ
ブナの倒木に発生。 周囲にたくさん出たツキヨタケは朽ち始めていたがこれは鮮度が保たれていた。




ツキヨタケ
立ち枯れに出たものは傷んで乾燥気味。


チャナメツムタケ
立ち枯れの根際に8本並んでいた。 落ち葉を取り除くと表皮も剥げてしまった。


ヤニタケ
柔らかさは消えて堅くなっていた。




アラゲニクハリタケ
ブナの倒木に発生。 傘径2p。 傘は環紋があり微毛が生えている。 裏側は針状で明瞭な柄がある。 里山で重なり合って出ているものと雰囲気が違うがアラゲニクハリタケと思われる。







2022.11.27 白尾山

 この山では秋になるとワタゲナラタケが出てその後ナラタケが出て最後にキヒダナラタケ(仮称)が出る。今日は3ヶ所に出ていたがいすれもヒダは黄色だった。 他のきのこはハナビラニカワタケだけだった。

キヒダナラタケ(仮称)






ハナビラニカワタケ


2022.11.22 山梨県 南部町

 雨が降る日が多くなってきたが時すでに遅しで何処へ行ってもキノコを探すのは難しくなっている。それでも歩いていると陽が当たらない松の樹下でマツボックリにマツカサキノコモドキが出ているのを見つけた。







2022.11.12 広見公園

 11月に入ってから忙しくて散策に行けなかったが久しぶりに愛犬の散歩で近くの広見公園を歩いてきた。もう一月以上雨が降っていないのでキノコは期待していなかったが、ナラ枯れで切り倒されたコナラの切り株の周りに乾き気味のナラタケが群生していた。 木の子の会の前会長から今年はシイの巨木でマイタケを見つけたとの情報を頂いていたので、椎の木が多い通りを歩くと残骸に近いマイタケのミイラが見つかった。

ナラタケ

幼菌もミイラになって終わりそう。


シイの巨木の根際にマイタケのミイラ。 静岡県では椎の木に出ることが以前から報告されている。


 【 明日は待望の雨の予報が出ている。しっかりと野山を潤してくれることに期待している。 】