2023.10.30 富士山(静岡県)

 ブナ帯の紅葉を見ながらきのこ散策をしてきた。昨年見つけた場所を歩くと新たな倒木がありこの時期にしては多くのきのこを見ることができた。



ヌメリスギタケ
昨年までブナハリタケが群生していた倒木はブナハリタケが終了してナメリスギタケが出ていた。




ナラタケ
ミズナラの巨木に群生。出ていたのはここだけ。




タマツキカレバタケ
ツキヨタケが朽ちた場所に群生していた。




ムキタケ




チャナメツムタケ
出始めが数個散生していた。


ブナハリタケ
かなり前から出て暑さと乾燥でいじけていたものが元気を取り戻した。

カサが反り返ると丸い球のようになる。以前これを見て別種と思ったことがあったが形成される過程を見ることができた。


センボンクズタケ




フチドリツエタケ
老菌が多かったが幼菌がこれだけ残っていた。




スッポンタケ
グレバはハエなどに舐められて白くなっていたが珍しくスズメバチが来ていた。

近づくとハエは逃げたがスズメバチは一心不乱に舐め続けていた。


 2023.10.28 湖西連峰

 今年最後の観察会が湖西連峰で開催され参加してきた。乾燥が続いているのできのこは出ていないと予想していたが、親子連れで参加した子供が林道沿いで数種類のきのこを探してくれた。林の中は全く出ていないので観察会は早めに終了し、帰りに他の公園に立ち寄ると思いのほか多くのきのこが出ていた。

カキシメジ
遊歩道の周りにたくさん出ていて、昨夜少し雨が降ったようで綺麗に滑っていた。




ヒメカタショウロ
モミジの樹下に数個が点在していた。例年なら彼方此方で見かけるが今年はここが初めてで今年のきのこがいかに少ないか実感した。




ムラサキシメジ
沢沿いに一ヶ所だけ出ていた。


公園のきのこ

ハツタケ
今年はこのきのこだけは豊作のようで彼方此方で目にした。


アミタケ
たくさん出ていたが終盤で傷んだものが多かった。


オウギタケ
アミタケの近くに出ていた。


アオロウジ
今年は発生が遅かったようでまだ綺麗な色だった。


チョウジチチタケ
小さめだったが綺麗な個体が並んでいた。


2023.10.19 富士山(樹海 )

里山にきのこは全く出ていないので樹海のブナ林を歩いてきた。気温が下がってきたので新たに出てものが少々あったが全体的に少なく、今年はこのまま終わってしまうように思えた。

ムキタケ
出ていたのはこの場所だけ。


ブナシメジ
開き具合はよかったが大理石模様が薄かった。




ヌメリスギタケ
雨に打たれたようでてっぺん禿げだった。




ブナハリタケ
出始めたばかり。


オオフクロタケ




クロサカズキシメジ


アカチシオタケ




カラカサタケ




 
 2023.10.14 富士山(静岡県)

 今年最後の菌類調査に参加して富士山のブナ帯を歩いてきた。この場所は材上生の きのこが多いので期待していたが倒木は乾いたものが多くきのこの発生は少なかった。

ムキタケ
纏まって出ていたのはここだけだった。


シイタケ


フクロツチガキ?


ホコリタケの仲間
ブナ帯に出る柄が長いホコリタケ。


スッポンタケ


サンゴハリタケモドキ


ムササビタケ


ハゴロモイタチタケ


キツブナラタケ


コツブノオオワライタケ(仮称)


ヌメリスギタケモドキ


ブナシメジ
隣にも出ていたが皆幼菌だった。



 2023.10.13 山梨県

 菌友から遠征の誘いがあった。答えはもちろん「オッケー」 出ていないのを承知で確かめに行く病気の二人(冬になれば治る)。
 今回もシャカシメジが幸先よく出ていたが後が続かず、以前コウボウフデを見つけた場所付近を丁寧に探すと数本の群生を見つけることができた。その後はきのこの気配がないので仕方がなく谷底のような場所を歩くとムラサキシメジなどが見つかった。

シャカシメジ


コウボウフデ
やや古かったが数本出ていてこの場所がシロであることが分かった。他のきのこが殆どでないときでも出る強いきのこのようだ。




キシメジ
出ていたのはこれだけ。


不 明
クリイロカラカサタケのような色だが形態はワタカラカサタケに似ている。ワタカラカサタケが株立ちしているのは見たことがない。




ムラサキシメジ




フサタケ


ハツタケ
駐車場の若い松の樹下に出ていた。


ハタケシメジ
駐車場の隅に出ていた。





 2023.10.10 富士山(樹海)
 
 富士五湖周辺のアカマツ林に入ったが全く出ていないので材上生のきのこが出る樹海のブナ林に向かった。ここもきのこは少なくムキタケ、ブナシメジ、フチドリツエタケなどいつも被写体になってくれるものも全く見られなかった。 出ていたものをすべて掲載。

マスタケ


キサマツモドキ


チシオタケ


タマチョレイタケ


ヒトヨタケの仲間



 2023.10.07 山梨県・富士山(山梨県)
 
例年は9月下旬で富士山散策は終わりにして、山梨県方面のアカマツ林に遠征しているが今年は悪い情報ばかりが入ってくる。それでも状況を確かめずにはいられない悲しい性で確認に行ってきた。 山に入りしばらく歩くとシャカシメジが二株見つかり幸先がいいと思えたが、その後は殆どきのこの姿がなく、早々に切り上げて富士山に向かった。

山梨県の松林
シャカシメジ


オオムラサキアンズタケ
数株がミイラ状になっていて倒木の陰に僅かに色が残っているものがあった。


ハタケシメジ
林道脇の半日陰の場所に出始めていた。


富士山(山梨)
丁寧に探すと色々出ていたが、終盤を迎え新たに出たものは殆ど無かった。

アイシメジ




ネズミシメジ




ウコンガサ




ウツロベニハナイグチ




チャナメツムタケ


ヤマドリタケ


クロカワ


ヌメリササタケ


フウセンタケの仲間
オオツガタケに似ている。




 2023.10.06 富士山(静岡県)

 漸く気温が下がり久しぶりの雨も降ったのでホームグランドのブナ林を歩いてきた。きのこは例年に比べると少ないもののツキヨタケやヌメリツバタケなど材上生のきのこが盛期を迎え撮影を楽しませてくれた。

ツキヨタケ




ヌメリツバタケ






ナラタケ


キララタケ


アミスギタケ


ニカワチャワンタケ


 2023.09.30 - 10.01 静岡県立森林公園

 森林公園主催のきのこ観察会に一泊二日で参加してきた。 ここも長い間雨が降らず林床は乾き気味できのこはあまり出ていないように見えたが丁寧に探すと少しづつ見つかりはじめ、同定会場には参加者40人で探したきのこが驚くほど多く集まった。

オキナクサハツ
クサハツの仲間は彼方此方に出ていた。


アメリカウラベニイロガワリ(広義)


クリタケ


アカモミタケ


マスタケ


ヌメリスギタケモドキ


ミヤマトンビマイ


カバイロツルタケ


スギタケ


サンゴハリタケモドキ
幼菌