2024.10.30 山梨県

 10月後半になってきのこの発生が良くなってきたので懲りない面々でまた遠征。最初に入った山は雰囲気はいいもののきのこは少なく、別の山に場所替えをすると始めは殆ど出ていなかったが尾根筋に入り、今回の目的のムレオオフウセンタケを一株見つけるとその後は次々に見つかりムレオオ祭りの様相を呈してきたが、夕暮れが近づき急いで撮影して帰路に就いた。

ツチスギタケモドキ
いつも道路脇に群生して他のきのこが出ているかの指標になっているが今年は3週間くらい遅れて出てきた。


カゴタケ
林床に基部と離れた状態で転がっていた。この状態で転がって胞子を遠くに運ぶのがこのきのこの作戦のように思えた。


キヒラタケ


ホソヤリタケ


ムラサキシメジ
雨上がりの若い菌はとても綺麗。


モエギタケ


ヌメリイグチ
当たり年のようで行く先々に出ていた。


ヤギタケ


クリタケ
幼菌もあったが老菌が多かった。

広葉樹の枯木に出るのが一般的だが、これはアカマツの立ち枯れの根本に群生していた。


ムレオオフウセンタケ
出始めでダルマ状のものが群れている場面がたくさんあった。






2024.10.27 伊豆半島

 今年最後の観察会に参加して伊豆半島の山を歩いてきた。この山は夏のきのこを探して何回か訪れているが、晩秋に歩くのは初めてで面白いものが出ているか期待して歩くと、見事なカオリツムタケの株立ちや亜高山帯以外では初めてのセンニンタケも見ることができた。

カワムラフウセンタケ


カオリツムタケ




フサヒメホウキタケ


センニンタケ
参加者の一人がこんなのが出ていましたと持ってきたものを見て、まさかこんな場所に出るとはと半信半疑でその場所へ行くと大きな菌輪を描いていた。その後別の場所でも菌輪が見つかり付近を見渡すと照葉樹の中に大きなモミも交じっていた。




ムラサキアブラシメジ
ムラサキアブラシメジモドキの様なきのこが彼方此方に出ていて、黄色い斑点があるものが相当数ありモドキではない方と思われた。




ムラサキホウキタケ


ヌメリスギタケ


     26日分も更新

2024.10.26 山梨県

 初参加の一人を加え5人で遠征してきた。もう時期的に新たに発生しているものは少なく終わりを確認する遠征になると思っていたが、夏の暑さが10月になっても続いていたためか今年は出ないで終わると思われたものが一斉に出ていて嬉しい誤算の散策になった。新人さんが初めてのきのこを見て嬉しそうに笑う顔が周りのメンバーにも広がって終始笑顔で楽しい遠征だった。

クリフウセンタケ


アミタケ&オウギタケ


アイタケ
富士山などの針葉樹林帯に出るものに比べ色が濃かった。


アオロウジ


コウタケ
一直線に伸びる菌輪が20mくらい続いていた。




シロマツタケモドキ


カノシタ


ホンシメジ
昨年は見られなかったので嬉しい出会い。





ベニテングタケ
久しぶりの赤いタイプのベニテングタケ、大きいものも数本出ていたが鱗片が一番きれいに残っていたものを撮影。
付近の紅葉していた落ち葉を集めて秋を演出。


2024.10.24 富士山(静岡県)

 最近見つけていないモエギタケを探して過去に実績のある場所を歩いたが見つけたのは1本だけだった。この場所はチャナメツムタケもたくさん出た場所だが見つけることはできなかった(倒木が古くなったのが原因と思われる)。コースを変えてまだ倒木が少し残っている場所まで足を延ばすと少しづつきのこが現れた。

モエギタケ


アカモミタケ
モミ林に入ると彼方此方に出ていた。


アカアシボソチチタケ


ツエタケの仲間


クロサカズキシメジ


センボンクズタケ


ブナシメジ




オオフクロタケ
やや老菌


ブナハリタケ
2回に分けて出たようで始めのものは朽ち始めていた。


フチドリツエタケ
良い具合に並んでいたがヒダの縁取りは殆ど無かった。


タマツキカレバタケ
昨年ツキヨタケがたくさん脱落した場所に発生。


タヌキノチャブクロ

幼菌


2024.10.22 富士五湖周辺

 シーズンも終盤に入ったので今年はまだ歩いていないミズナラ林の様子を見てきた。多くのミズナラがナラ枯れで枯れていたがこれらの倒木や立ち枯れには殆どきのこが発生しない虫に養分を食べられてしまっているのだろうか?

ツチスギタケ




シモフリシメジ
シロはだんだん縮小していて、これは少し前に出て乾いたようでシモフリシメジらしくない。


スギヒラタケ


シイタケ
干しシイタケになりかけていた。

20センチの大物背景が良かったので撮影。


ヤマブシタケ
ミズナラの洞に小さいものが一つ。


アケボノサクラシメジ
シロは徐々に移動しているが乾燥に強いようで発生は多い。




ヌメリスギタケモドキ


ムキタケ
きのこ狩りの人の取り残し。


ワタゲナラタケ&キララタケ


ナラタケ
立ち枯れに爆生。


2024.10.19 静岡県西部 

 森林公園で開催された探索会に参加してきた。里山は猛暑の影響で何処へ行っても出ていないので、この場所も出ていないのではと心配して歩き始めたが日陰になりやすいところを中心に出ていて久しぶりのソライロタケ、ルリハツタケ、ニンギョウタケなども見ることができた。

ウコンハツ


ベニヒガサ


ルリハツタケ


ソライロタケ


アカヤマドリ


アミタケ


ニンギョウタケ


ヤマドリタケモドキ(広義)


コガネヤマドリ


カキシメジ


2024.10.18 富士山(静岡県)

 雨の予報が出ても予報外れで里山は乾いているので富士山のブナ帯を歩いてきた。いつもの場所はきのこ狩りと思われる車が止まっていたので新たな場所探しで初めての林に入ってみた。 きのこはあまり多くはなかったが飽きない程度に出ていて撮影枚数はいつもより多くなった。

アカモミタケ




ヌメリツバタケ


クサウラベニタケ


ツキヨタケ


チシオタケ


ヒトヨタケ


カバイロツルタケ


イッポンシメジの仲間


ホウキタケの仲間


ホコリタケの仲間


アラゲコベニチャワンタケ


アシグロタケ


2024.10.15 富士山(樹海) 

 樹海は木の葉が茂っているところが多いので他の場所が乾燥している時でも出ていることが多いが、近年倒木が少なく晩秋の材上生のきのこは発生が少なくなっている。 それでも季節は到来しているので他の場所に比べると多くのきのこを見ることができた。

スギタケモドキ


アカチシオタケ




ウスキブナノミタケ



ブナシメジ


オオフクロタケ


ヌメリスギタケ


フチドリベニヒダタケ


ウスヒラタケ


キツブナラタケ


キララタケ


不明菌 @




不明菌 A


ヒロヒダタケ


ヤマブシタケ


ムカシオオミダレタケ


ニカワチャワンタケ


クロホコリタケ?


キホコリタケ?


ホコリタケ?


アラゲホコリタケ




2024.10.12 山梨県

 今回もいつものメンバーで遠征をしてきた。週初めに雨が降ったので状況が良くなっていることを期待して山に入ると、すぐにホンシメジやコウタケが見つかり喜んで撮影したが後が続かず、この山の本命場所でもきのこは気配も無く歩くだけの時間が続いた。諦めて車を止めたところに戻り林道周辺を探すとハタケシメジの群生や他のきのこも少しづつ見つかった。

ホンシメジ
出始めの小さいものが並んでいた。


コウタケ
小さいものが数か所に出ていた。




カクミノシメジ
柄の膨らみから見つけたときはホンシメジと思ったが傷ついたところが黒ずんでいて表面が全体に粉っぽくカクミノシメジであることに気が付いた。


シャカシメジ
終盤のようで傷みかけていたが開いたところは久しぶりの見たので撮影した。


カレエダタケ


ムラサキシメジ
このきのこが出るとシーズン終盤になるが先駆けと思われるものが2本だけ出ていた。


マスタケ
この山に出るのは珍しい。


ヌメリイグチ
傷んだものが多くこれが一番綺麗だった。


カラカサタケ
撮るときは気が付かなかったが後で見るとアリが登っているのが可愛いい。


ハタケシメジ




不明のハラタケの仲間



2024.10.11 ウラムラサキシメジ 

手入れがされていない孟宗竹の林内にきのこが見えたので入ってみるとウラムラサキシメジが大きな菌輪を数か所作っていた。林内は他の植物は殆ど生えていないので竹の葉を栄養源に発生していると思われた。










2024.10.10 三保の松原

 近くを通ったので久しぶりに三保の松原の様子を見てきた。砂地で乾燥しやすいので何も出ていない可能性が高いと思っていたが何とか更新用の写真は撮れた。

チチアワタケ


アカハツ


ショウロ
二つ出ていただけ




コツブタケ
所々に単独で出ていた。




2024.10.07 里山 

 纏まった雨が降ったので里山の様子を見てきた。これまでのように全く出ていない状況は脱していて少しは撮影対象のものが出始めていた。しかし、雨上がりの林内はクモの巣が多く、足元は引っ付き虫(草の実)が繁茂し後で取るのに苦労した。 

シロウロコツルタケ?




ウラベニガサの仲間


クリイロニガイグチ?


チチタケ


ヒメシロウラベニタケ




アカキツネガサ


ベニヒダタケ


ティラミステングタケ(通称)


ニオイドクツルタケ


ヒメヒガサヒトヨタケ


コブリビロードツエタケ




2024.10.05 山梨県

 先週の菌友と山梨県へ遠征。2週間前にある程度出ていたという山に入ると、昨日からの雨で林床は濡れているがそれ以前の晴天続きの影響できのこはほとんど出ていなかった。この山は午前中で見切りをつけ富士山に向かったが霧が深く土砂降り雨が降ってきたので車を降りることなく退散した。

ミネシメジ


ウラベニホテイシメジ


ハダイロニガシメジ?




コシロオニタケ


フクロツチガキ




2024.10.01 富士山(静岡県)

 里山はきのこの姿が見えないので富士山のブナ林を歩いてきた。ブナ林は雨が降ったようで程よく湿っていたが、まだ夏の気温でナラタケやツキヨタケは出ていなかった。 明日も平地では32℃の予報が出ている。

アキヤマタケ


クロフチシカタケ




オオミヤマトンビマイ
老菌だがこれまで見た中で一番大きく幅約65p。宿主のミズナラの巨木がナラ枯れで枯れ始めているので今年が最後の発生と思われる。




フサタケ




カバイロチャワンタケ


マスタケ
ナラ枯れで枯れたミズナラの巨木に発生。


キノハダアシグロタケ?


クマシメジ
モミ林で菌輪を作っていた。




アカヒダササタケ


ナギナタタケ


ヒメシロホウキタケ?


ヒメコナカブリツルタケ
今年は里山で発生が悪く、モミ林で鱗片が残る綺麗なものを見つけた。


クヌギタケの仲間
例年なら同じような出方をするきのこが彼方此方に出ているが今年はとても少ない。


不明菌
モミの倒木に発生。傘径約5p。