今日はどこまで行ったやら・・・ |
2017年 12月23日(土・祝) きのこ納め |
今年は今までに経験したことがない「大凶作」の一年だった。早春から初夏はカラッと乾いた気候が続き、夏から秋は週末ごとに台風が来て、あっという間に乾燥した冬になってしまった。 諸もろの都合により年内の探索がもうできないので、今月はたった3回だけの更新に終わった。 クリスマスが過ぎるといよいよ今年もカウントダウンです。別に急いだ訳でもないのに、駆け足でここまで来てしまったような心境です。新しい年はもっとじっくり、そしてのんびり、きのこ撮影を楽しみたいものです。どうか、良い年をお迎えください。 |
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2017年 12月17日(日) くろんど池観察会 奈良県生駒市 |
今年最後の定点観察会は晴天に恵まれたものの、冷たい風が吹き抜ける寒い中で行われた。ここしばらく雨が降ってないので、乾いた落ち葉をカサカサと踏みながらの探索になった。 そして見つかったのは、カチカチに乾き切ったヌメリイグチだ。見ごろが何日前だったのか見当もつかない姿だった。 それでも鮮度のいいきのこも見つかった。メタセコイアの樹下に出ていたキツネタケだ。ヒダもきれいなピンク色だった。 午前の最後のポイントでは、やや傷んだシダレハナビタケを撮った。なかなか本種のいい写真が撮れないでいる。 アシナガタケと思われるきのこは2、3ヵ所で見かけたが、小さすぎたり傷んでいたりでいい被写体ではなかった。ここでのアシナガタケがもっともきれいな状態だった。 最後はキチャホウライタケと思われる小さな1本。朽ちたマツの材から生えていた。 昼食は湖畔の店で摂り、冷え切った体を温めた。そして午後はちょっと雲行きも怪しくなって来たので、早めに切り上げて解散となった。 |
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2017年 12月10日(日) 太陽が丘公園 京都府宇治市 |
この季節になると雨が降らなくても夜露が降りるので、コケや芝生のある公園なら乾燥しきってしまうことはない。日陰になるところを探せば、何かしら見つかるものだ。 最初に見つけたのは、マツの樹下に出ていたカキシメジだ。少し乾き始めの成菌だったが、ヒダはまだ白かった。 その先では同じくマツ林に多いきのこ、クマシメジ(?)が1本だけ出ていた。似た種類があるので種名は怪しい。 ※2019年2月に同地のものを「ハマシメジ」と同定できた。 この公園はマツが多いので、マツカサから出るきのこはたくさんあるだろうと思ったが、今日はマツカサキノコモドキが2本だけだった。まだ早いのだろう。 枯葉に隠れた赤いカサを見つけた。カサの真ん中は白くなっていたが、強い辛みがあったのでこれはドクベニタケだろう。 今日、コケの生えた地面でたくさん見かけたのは、この季節ならではのフユノコガサだった。少し乾き気味のカサの方が色合いがきれいだ。 午後は雲が広がって気温が急に下がり始めた。そのせいで、これ以上探しても無駄だという気持ちが、一気に膨らんだ。 |
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2017年 12月 3日(日) 上野森林公園 三重県伊賀市 |
はるか遠くにあったはずの12月に、とうとう突入してしまった。台風や大雨にかき回された秋は一瞬のうちに消えて、気が付いたら冬になっている。 もうそろそろフユヤマタケくらい出ているだろうと、三重県の公園まで足を延ばした。確かに、あるにはあったが、公園を半周して見つけたのは、そのフユヤマタケの1種のみ。 まあ、いい運動にはなったか・・・と、負け惜しみを漏らしながら帰途に就いた。 |