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富士山のきのこからセシウム
 2012年10月下旬、富士山のきのこから食品衛生法の基準を超えるセシウムが相次いで検出された。


10月23日、山梨県の鳴沢村で検出されたことを受け、各地で検査した結果、隣接する富士吉田市や富士河口湖町及び静岡県側の小山町や御殿場市でも相次いで基準値を超えたきのこが発見された。

放射性セシウム【Bq(ベクレル)/kg】
検査日 採取地点 品目 検査結果
2012.10.23 鳴 沢 村 ショウゲンジ 360
シロナメツムタケ 150
2012.10.25 富士吉田市 アカモミタケ 150
カヤタケ 140
キヌメリガサ 340
チャナメツムタケ 150
富士河口湖町 シロナメツムタケ 160
2012.10.25 小 山 町 ユキワリ 350
2012.10.31 御殿場市 キハツタケ 230
ツバフウセンタケ 200
アカモミタケ 340
※食品衛生法上の基準値(一般食品)100Bq/kg



 ● 山梨・静岡の両県は当面、採取や摂取を控えるよう呼びかけている。
 
 ● 山梨県の検出された市町に隣接する7市町村では検出されなかった。
   また、静岡県の富士宮市でも検出されなかった。

 ● 私の知っている販売店では、すぐに店頭から野生のきのこは全て排除したが、
   栽培きのこや他の野菜にも風評被害が出ているという。

 ● 疑問点
  ・検出されたのが きのこ狩りシーズン終了間際の検体になるきのこが種類・量ともに
   少なくなっている10月末で、多くのきのこが姿を消していて、それまでに出たきの
   こは安全であったか疑問が残る。
   山梨県では定期的に検査をしているらしいが、1箇所で出たことをきっかけに富士山の
   他の場所で検査したら次々に発見されたのは単なる偶然とは思えない。
    (来年は当初から検査の必要があるだろう)

  ・種類によっては検出されなかったものもあり、種類ごとに違いがあるのか偶然放射性セ
   シウムの少ない所に出たのか分からない。

  ・セシウムの毒性についてネット上では様々な情報が飛び交っているが、どれが真実か
   分からない。

  ・きのこ狩りをする人で、老人は症状が出るまで寿命が持たないので食べても関係ないと
   採っている人が多い。(将来のある子供には食べさせないと言っている。)
   本当だろうか???
 
 

 ◎読者の方からいただいた情報


    ● 富士山周辺では、昨年からきのこに放射性セシウムが検出されてる。
       昨年の発表資料は以下のページ。
      http://www.pref.yamanashi.jp/release/ringyo/2310/yaseikinokokekka2.html

    ● 昨年のデーターでは、ショウゲンジ454Bq/kgなどの高い数値が見られますが、昨年はあまり騒がれなかった。
       実は、昨年は食品衛生法上の基準値(一般食品)が500Bq/kgだったが、今年になって100Bq/kg
       改められたため、基準を超えてしまった。
       したがって、富士山周辺で発生する野生きのこは、昨年から継続的に汚染されていると考えられる。




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