シリーズ <第23回> | 竹 しんじ |
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自選 《月間MVP展》 <<<<< 2005年 6月 >>>>> |
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MONTHLY MOST VALUABLE PHOTO |
1ヵ月ごとの「きのこ探して」の中で、印象に残ったものを自選してみました。
5月 MVPtop 7月
ツルタケダマシ (カサの直径 約8センチ) 2005.6.5 神奈川県横浜市・新治 |
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去年この場所で大きなタマゴテングタケモドキ(アカハテングタケ)を見たので、これもてっきりそうだと思った。ところがカサが開いたものでもヒダが赤味を帯びていない。 柄にははっきり膜質のツバがあるのでツルタケダマシということになる。あまり見かけないきのこなので、今年最初のテングタケ科が本種というのは、何となく嬉しいものだ。 いよいよシーズンが始まって、きのこの方から目に飛び込んでくるようになる。背の高さや全体のバランスで言えば、きのこの中で最もフォトジェニックなグループが、このテングタケの仲間だ。今年も多いに期待したい。 戻る |
カワリハツ ? (カサの直径 約5センチ) 2005.6.12 神奈川県平塚市・高麗山 |
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ベニタケ科のうち、チチタケ属はまだ分かり易いのだが、ベニタケ属・・・なかでも赤いカサの種類は、同定がたいへん難しい。勉強会の鑑定でも種名まで同定されないことが多い。 今年初めてのベニタケ科はカサが赤紫色で中央が濃く、ヒダも柄も真っ白で、図鑑での絵合わせではカラムラサキハツになりかけた。ところがニオイも味も特に特徴なし。 残るはカワリハツの紫型だが、こんな消去法で同定していては極めてあやふやだ。 特にこの科は顕微鏡下でも同定が難しいということなので、よほどの手がかりがない限り属までの同定に終りそうだ。 戻る |
コウジタケ (カサの直径 約7センチ) 2005.6.19 神奈川県平塚市 |
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コウジタケとキッコウアワタケの見分け方がイマイチよく分からない。図鑑によればキッコウアワタケのひび割れは地色が淡紅色で管孔がわずかに青変するのに対し、コウジタケはひび割れの地色が黄色く管孔はゆっくり青変する、とある。 胞子紋や胞子の大きさは同じで検鏡での区別も難しそうだ。 麹のような甘いニオイがするのがコウジタケらしいのだが、多くのイグチは少し甘いニオイがする。 今年最初のイグチ科だから同定をしっかりしておきたいので、ひび割れの地色が黄色いという一点だけでコウジタケとした。 こういう大きさのきのこがたくさん出始めると、撮影も楽しくなる。 戻る |