2001年
4月30日(月・振休)
新治(ニイハル)公園
他
横浜市青葉区 |
この時期はあまり山に登っても、目ぼしいきのこには会えない。むしろ駅前の公園や付近の畑などのほうが、面白い観察ができる。そこで、横浜の東名HW青葉IC付近を探索して、今日は珍しいきのこを見つけることができた。まるで菌根菌を思わせる生え方のツバナシフミヅキタケ。ツバが全くないこと以外はフミヅキタケにソックリである。
もう1種はせせらぎの水中の枝から生える小さなきのこ。その名もミズベノニセズキンタケ。高さ5〜10ミリでほとんど無色の半透明。きのこ型をしているがヒダは無く、ズキンタケ科の仲間。 |
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2001年
4月29日(日)
幕山公園
神奈川県湯河原町 |
今まで、あまり春にきのこ探しをしなかったせいか、まだハルシメジを見たことが無かった。で、梅林のある幕山公園へ探しに出かけた。もうかなり採取された後でなかなか見つからなかったが、やっと幼菌を見つけて撮影していると、その周辺に菌輪を描くように点々と生えている。その一帯は見逃されていたようで、たっぷり収穫することができた。
柄が細くて中空のタイプと、まるでホンシメジのように柄が太くてしっかりしたタイプがあるようで、前者はクサウラベニタケに似ていてチョット不気味だ。さて、どう料理するかはゆっくり考えよう。
昼からは予報より早く雨が降り始め、早々に切り上げた。 |
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2001年
4月22日(日)
地獄沢
神奈川県大磯町 |
雨は、降るには降ったが、また気温が下がってしまった。
二匹目のドジョウを狙ったが、ナラタケはまるで夢だったかのように影も形も無い。しかたなく下流へと沢をたどってみた。
まずキクラゲを見つけ、大きく育ったのを採取。見上げて撮影すると光が透けて、いい写真が取れた。続いてスギカワタケ。これはまだ仮称らしい。スギの表皮の浅いところに菌糸層を作り、成長するとカサの表面は褐色になり、ヒダがかなり乱れるのが特徴。最近いたるところで見かける。そしてもう1点、ちょうど撮り頃のコキララタケ。カサの表面のキララだけで決めているが、変異の幅が大きく同定に自信は無い。付近の地上からも数本生えていた。 |
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2001年
4月15日(日)
こども自然公園
神奈川県横浜市
(神奈川キノコの会) |
「それにつけても雨の欲しさよ」 降る降ると言われながら、お湿り程度も無いため、今日の勉強会もハラタケ目はほとんど無し。イチョウの周囲で干からびたトガリアミガサタケを10個ほど採取。気を取り直して、湿度の高い低地を中心に探す。
やっとシャッターを切る気にさせるきのこを発見。なんとも奇妙な形態のエゴノキタケ。題して「オブジェ 1」「オブジェ 2」、あなたは何に見えますか? |
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2001年
4月14日(土)
高麗山
神奈川県大磯町 |
雨が降らなかったので期待せずにきのこ探し。いつも行く高麗山の北麓に、その名も恐ろしい「地獄沢」と言うところがある。先日のマユハキタケや『GALLERY』のダイダイガサもここでの撮影である。その地獄沢で今日は大きなアミヒラタケを発見。管孔が細かいのでハチノスタケとは区別できるが、タマチョレイタケに樹上生もあるらしくはっきりしない。
さらに、そのすぐ近くで我が目を疑う発見。なんとナラタケである。春にも出るとは知らなかったので、かなり驚いてしまった。
まるで『天国のような地獄沢だ』は言い過ぎか? |
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2001年
4月8日(日)
高尾山
東京都八王子市
(神奈川キノコの会) |
このところ雨が降ってないためか、今日は写真にするきのこを見つけられなかった。ただ、3月24日に見つけたチャワンタケ型きのこ(写真)を、翌日、同会でフクロシトネタケと同定してもらったものの、まだ若いため胞子を確認することができなかった。そこで、水分を保ちながら成長させて、今日、検鏡してもらったところ、楕円型の胞子の両端にはっきりと嘴状突起を見ることができた。
うまく成長させることができたことに、ただ自己満足。 |
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2001年
4月1日(日)
三保市民の森
北八朔公園
神奈川県横浜市 |
今年はツバキキンカクチャワンタケの発生が多いのではないだろうか。それとも目が慣れて探すポイントを覚えたからか。図鑑では赤いツバキの写真ばかりなので、白のツバキの写真が撮れたら綺麗だろうと探したら、三保市民の森で発見。うっかりデジカメでの撮影を忘れたので、ここでの写真掲載は割愛し、後日「写真資料館」に入れる予定。
4月になりようやく「寒の戻り」もおさまったが、まだ風は肌寒く、春のきのこは期待していなかった。が、ようやく北八朔公園でトガリアミガサタケを発見。「春がきた!」を実感した。さあ、いよいよシーズンの始まりだ! |
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