きのこ探して
今日はどこまで行ったやら・・・


2001年
5月
現在へ
2001 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 2002年へ

2001年
5月27日(日)

きのこ会総会

神奈川県平塚市
 「神奈川きのこの会」の平成13年度総会が、平塚市博物館で行われた。
 実は、伝統ある神奈川きのこの会の会報「くさびら 第23号」の表紙に、私の撮影した写真を使っていただいた。身に余る光栄でたいへん恐縮している。このHP「ドキッときのこ」の『GALLERY』に載せている、タマゴタケの写真である。
 HPを見て感想のメッセージをいただくのもたいへん嬉しいが、それとはまた違った大きな喜びがある。これを励みに、さらにいい写真を撮れるよう、精力的に野山を駆け回ろうと思う。
 ※5/13のフウセンタケをウスムラサキフウセンタケとしたが、今日、新称種「ハルノウスフジフウセンタケ」であると教えていただき、ここに再度の訂正をさせていただく。(きのこは難しい!)
2001年
5月26日(土)

高麗山・地獄沢

神奈川県大磯町
 いい具合にまとまった雨の2日後、やはり地獄沢から高麗山へとコースをたどった。いたるところにキクラゲやアミスギタケが群生している。まず、形のいいイタチタケを撮影。かなり灰色が強いタイプだ。そして、やっと高麗山でカンゾウタケを見つけた。コースの最後ではコツブヒメヒガサヒトヨタケ(名前が長すぎる!)の群生があり、超ローアングルで撮影。
 ビロードツエタケがアートしていたので、GALLERYに入れた。
 その他は、ヒロハシデチチタケ、ヒロヒダタケ、ダイダイガサなどが見られ、ようやくハラタケ類のきのこがでてきた。梅雨になるとベニタケやイグチの仲間で賑やかになることだろう。
2001年
5月20日(日)

山北町皆瀬川

神奈川県山北町
 この季節はきのこ探しメインよりアウトドアクッキングに最適と、4人が集まって山北町へ行った。風が強くてタープが飛ばされるというアクシデントはあったものの、楽しく贅沢な時間を過ごすことができた。
 そこで見つけた面白いショット。材上生のタマチョレイタケアミスギタケが同じ木から生えている。現地で私はアミヒラタケだと言い張っていたものの、管孔が小さいこと、柄が中心生であることで異論が出ていた。山渓の「日本のきのこ」によると、これはタマチョレイタケとする方が良さそうだ。それにしても地中に堅い菌核を作るものと、材上に生えるものとが同種とは・・・不思議なきのこだ。

 なお、5/13の謎のフウセンタケはウスムラサキフウセンタケと判明した。
2001年
5月19日(土)

高麗山・地獄沢

神奈川県大磯町
 5月12日に採取したオオゴムタケを、試しに「黒蜜漬け」にしたところかなり旨くできた。味をしめてもっとたくさん作ろうと、まず、「地獄沢」から入ってみた。あるある、沢沿いの倒木に、開き始めた若いオオゴムタケが並んでいる。この姿からは「冷たくて甘いデザート」は想像できない。(『きのこのごった煮』でレシピ紹介)
 もう1点は、典型的な姿のコキララタケ。倒木上にオレンジ色の菌糸塊(オゾニウム)が広がり、そこからきのこが生える。同定がたいへん難しいヒトヨタケ科だが、これのおかげでコキララタケはすぐ分かる。
2001年
5月13日(日)

南足柄で自然観察会

神奈川県南足柄市
 友人の自然観察会で、ハルシメジのアウトドアクッキングをするという計画に招待していただいた。計画の梅林には、盛期をチョッとすぎてはいるものの、たくさんのハルシメジがあり、きのこうどんや山菜と炒めたり天麩羅にしたりでタップリごちそうになり、余ったきのこのおみやげまでいただいた。爽やかな天気で本当に楽しい1日だった。
 その梅林で不思議なきのこを見つけた。うっかりハルシメジと一緒にしてしまうところだったが、少し小ぶりでヒダが薄紫色をしている。よく見るとクモの巣状のツバもあり、どう見てもフウセンタケ科のきのこだ。外見だけの判断ではモリノフジイロタケに最も近いが、春に、しかも梅林に出るものだろうか。⇒後日「ウスムラサキフウセンタケ」と判明した。⇒さらに新称種「ハルノウスフジフウセンタケ」へと改められた。(5/27の項参照)
2001年
5月12日(土)

真鶴半島自然公園

神奈川県真鶴町
 5月5日の真鶴での「神奈川キノコの会勉強会」では、カンゾウタケが採れたらしい。実は私はカンゾウタケも見たことがない。まだ幼菌もあったと聞いたので、どうしても撮影したくて来てみた。
 午前9時に着いて2時間探したが、カケラもない。半島の先端へと回り込んだ所で、スダジイの根本に小さな赤紫色の塊を見つけ、なんだろうと近づくとカンゾウタケの幼菌。思っていた色とは違ったのですぐには分からなかった。そしてすぐ近くに10センチくらいの成菌を発見。狙ったきのこを見つけられると本当に嬉しいものだ。
 その他は、そろそろ出始めたオオゴムタケ。最後に立派な姿を見せてくれたマツオウジ
2001年
5月6日(日)

大和(ヤマト)民俗公園

奈良県大和郡山市
 奈良でもう一つの定番コース。小規模ながら梅林があるので来てみた。完全に干からびたハルシメジらしいのが2本だけでガッカリ。
 同じ梅林で鮮やかな赤い塊を見つけて、近づいてみるとサンコタケの群生。直径1センチほどのタマゴが、20個ほどひと塊になっていた。左端の成菌は形が変形して、アンドンタケのようになっていた。悪臭が漂い、次々に数種のハエが来ていた。HPで匂いが伝えられないのは、この場合幸か不幸か?
 湿地に近い低地では、高さ7〜8センチのミイノモミウラモドキが出ていた。
2001年
5月4日(金・祝)

矢田こどもの森

奈良県大和郡山市
 GWは帰省して奈良県できのこ探索。タイミングよく2日に土砂降りだったので、期待しながら定番コースへ行く。
 駐車場の横ですぐにマツオウジのいい幼菌を撮影。いきなりいいきのこに出会うと、その日はそれだけということがよくある。今日もそれになりかけたが、コースの終盤近くでヒメカバイロタケを撮影。続いてモリノカレバタケの群生を発見。斜面に菌輪の半分の状態で生えていた。柄のオレンジ色が鮮やか過ぎて、同定に少し不安が残る。
なんとなく春には黄色いきのこがよく出るような気がした。
pagetop