2001年
12月23日(日)
高麗山・地獄沢
神奈川県大磯町 |
今年最後の「きのこ探して」はやはり高麗山でないと・・・と、ほとんど全コースを歩いてみた。なかば「冬の里山はきのこが無い」ことを確かめに行く気持ちだ。
予想通り、尾根筋や普通の斜面では、まったくきのこの姿を見ることができなかった。そこで、地獄沢へ向かった。前にN氏からヒラタケの群生する倒木を教わり、何度かチェックしたがいつも採取された後だったので、もう採る人もいない頃だろうと行ってみた。
ズバリ、予想通りで、撮り頃・採り頃のヒラタケが出ていた。カサの色がまだ灰褐色の濃い、きれいなヒラタケだ。今年の締めくくりにふさわしく、いい写真が撮れた。もちろん撮影後は採取して、大き目のカサを焼いて食べることにした。
初めてヒラタケを焼いてみたが、どう料理しても旨いきのこだ。 |
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2001年
12月16日(日)
レストラン・マッシュルーム
東京都渋谷区 |
きのこ好きが8人(神奈川キノコの会メンバー)集まって、忘年会も兼ねた食事会をすることになり、「レストラン・マッシュルーム」でということになった。私は行ったことがなかったので、たいへん楽しみにしていた。
料理はどれもたいへん美味しく、特に野生きのこの料理は、素材の個性やクセをわずかに残した味付けの絶妙さに驚いた。きのこ好きが満足する味ではないだろうか・・・と、思った。最後に出てきたきのこ型の生チョコ菓子は、形が良かったのでつい写真を取らせていただいた。
山岡シェフの話も楽しく、あつかましく記念写真まで撮らせていただいた。今年のような野生きのこの不作の年は、私の気楽な写真とは違って、たいへんな苦労があるのではないかと思う。ぜひまた、訪れたい店だ。 |
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2001年
12月15日(土)
真鶴半島
神奈川県真鶴町 |
「お天気結果」をチェックすると、13日(木)に伊豆半島辺りにかなりの雨が降ったようなので、真鶴半島へ行ってみた。朝から強風が吹き荒れて、天気は良いものの体感温度はかなり低い。
クスノキとマツの大木が多い所なので、この時期ならもうマツカサキノコモドキくらいしかないだろうと予想した。予想は的中で、いたるところマツカサキノコモドキだらけだった。あとは干からびたハチノスタケくらいだ。
どんどん寒くなるので、もう引き上げようとした時、散策路わきの斜面にホコリタケの群生を見つけた。ずいぶん柄の長いタイプで、頂部に穴があいたばかりのようで、そろって口をとがらせた表情が愉快だ。 |
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2001年
12月9日(日)
再び自然保護センター
神奈川県厚木市 |
同じ場所へ2日続けて行くことは今までなかったが、他のどこへ行くよりナメコの写真をもっとジックリ撮る方が、私には大切に思えてしつこくも県立自然保護センターへ行った。
昨日あれだけくまなく探しても、やはり見落としているものだ。きれいなエノキタケを見つけた。一つは土から生えているエノキタケ・・・?不思議に思って掘り出すと、ツエタケのように根が延びて、埋もれ木につながっていた。
ナメコの撮影の後は、少し足を伸ばして飯山観音へ行ってみた。沢づたいに根気よく探したが、ニガクリタケしか見つけられなかった。幼菌はどことなくエノキタケの幼菌にも似ているようだ。きのこの幼菌を見分けるのはかなり難しそうだが、そんな図鑑もあっていいように思う。帰り間際にきれいなモエギビョウタケを見つけた。
なお、今日もナメコの面白い写真が撮れたので、またまた『Gallery』に展示しようと思っている。 |
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2001年
12月8日(土)
七沢・自然保護センター
神奈川県厚木市 |
今週は雨が降ったがもうあまりきのこは出ないだろうと、フユヤマタケくらいに狙いをつけて七沢へ行ってみた。
遠くの倒木になにやらきのこが並んでいる。ムキタケのように見えたが、近づいてみるときれいなヒラタケだった。木の両側に並んで出ている。幸先のいいスタートだ。さらに別の場所では、切り株の上に生えたヒラタケらしくない形のヒラタケがあった。まるでホンシメジのようなスタイルだ。
今年の3月にエノキタケを撮った古いホダ木に、黄色いきのこが群生している。エノキタケとは違う感じだが・・・と、近づいてみると、なんと、ナメコがいっぱい出ている。さらに、周囲を探すとシイタケも立派なのが出ている。いったいこれは何のホダ木だったのだろう。ナメコの幼菌をクローズアップで撮ったら、いい感じになったので『Gallery』へ展示することにした。
まだまだきのこのシーズンは終わっていない。終盤にいい写真が撮れると、たいへん気分よく今年を締めくくれる。 |
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2001年
12月2日(日)
高麗山
神奈川県大磯町 |
今日は神奈川キノコの会の「スライド写真による室内勉強会」が、平塚市博物館で行われ、私も昨年度と同じように「美しさ」を基準にして、36枚の写真を映写させていただいた。その席でも述べたが、今年は秋のベストシーズンに写真が撮れず、今ひとつ盛り上がりに欠ける内容だったように思う。
午後3時に終わったので、昨日(↓)の「汚名返上」をしようと近くの高麗山へ行った。折り重なった落ち枝の間に橙褐色の小さなきのこを見つけて、ヒメキシメジかと思ったがカサにハッキリ条線がある。よく分からないがフウセンタケ科のケコガサタケ属のきのこに似ている。
もう1種はコガネニカワタケ。今年6月23日と同じ場所だが、そのときより大きくてきれいな状態だった。ただ、先端部だけが黄色なので少し疑問が残る。※キイロニカワタケと思われる。 |
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2001年
12月1日(土)
新宿御苑
東京都新宿区 |
新宿へ出る用事があってすぐに終わったので、新宿御苑へ行ってみた。結論から先に言うと、まったく写真になるきのこが見つけられなかった。
紅葉がちょうど見ごろで、三脚担いだカメラマン団体をあちこちで見かけたが、ひたすら地面を見て歩いているのは私ぐらいのものだ。
ひょっとすると温室の中なら、何か珍しいものでも出ていないかと、淡い期待を持ってじっくり探してみたが、いつの間にか洋ランの美しさにそっちを撮影していた。悔しいが12月最初の写真は紅葉と洋ラン。これは何のHPだろう? |
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