きのこ探して
今日はどこまで行ったやら・・・


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2002年
1月27日(日)

伊豆半島東岸
静岡県下田市・伊東市
 昨日から冷たい雨が降り続き、風も強い荒れた天候となったが、午後からは晴れるという天気予報を信じて伊豆半島へとドライブを楽しんだ。見事に予報は的中。水仙群生地のある下田の爪木崎に着いて間もなく、青空が広がり始めた。
 サクラのような木に群生してる、ハカワラタケのようなきのこを発見。カサ表面には毛が密生し、カサの裏は細かな薄刃状になっている。ところが、カサ裏には紫色が全く無く、どれも明るいベージュ色をしている。山渓の「日本のきのこ」にあるシロハカワラタケだろうか?
 新鮮なキクラゲをいくつか見つけられた。肉厚で美味しそうだったので、今日の収穫とすることにした。そして、今日最もドキッとしたのが3番目の写真。また、見たことも無いようなきのこを見つけた・・・と、一瞬困惑してしまった。海岸に近い所ならではの一品である。
 天気は良かったが風が強く、あちこちで恐ろしいほどの高波が見られた。お口直しに迫力満点の「怒涛」をどうぞ。 
2002年
1月20日(日)

室内勉強会(検鏡写真)
神奈川県平塚市博物館
(神奈川キノコの会)
 神奈川キノコの会による「顕微鏡写真」をメインにした勉強会が、平塚市博物館で開かれた。会長の城川先生、HP「キノコのホームページ」の山口さん、HP「Wild mushroom from Tokyo」の丸山さんの3名からたくさんの興味深い資料写真が映写された。
 中でも、やはり自分で発見した「ナガエノニカワアナタケ」*と昨年11月に道志渓谷で発見された「ニオイオオタマシメジ」は、発表の城川先生も力が入っておられ、珍しさ、貴重さが伝わってきた。
 *当HPで『きのこ探して・2001/8月』に掲載していた「ナガエノニカワアミタケ」は私の聞き違いだったようで、「ナガエノニカワアナタケ(城川先生仮称)」が正しい。このきのこの発生の源を発見することがたいへん重要と、城川先生から強いプレッシャーをかけられてしまった。
2002年
1月19日(土)

相模原木もれびの森
神奈川県相模原市
 2日ほど前にわずかばかりの雨が降ったが、相変わらず乾燥注意報が続いている。こんな時期は平地の雑木林で、むしろ積極的に堅いきのこを観察した方が楽しい。ここ「木もれびの森」はたいへん広い雑木林で、高低差がないため散歩やジョギングを楽しむ人が多い。
 今日最も多く見られたのはネンドタケで、コナラなどに見事に群生していた。この森はエゴノキもたくさんあるので、エゴノキタケも多く見られた。キクラゲと並んで生えているのを見つけて、エゴノキタケをバックに撮影。なるほど、漢字で「木耳(キクラゲ)」と書くのが理解できる、面白い形をしている。
 大きな切り株の根に、エノキタケの幼菌がいくつか頭を出していた。近くに成菌もあったが、完全に乾燥しきってカリカリの状態だった。この季節のきのこ採集は、すでに乾燥状態なので保存がしやすく、なかなか便利な一面もある。
2002年
1月14日(月・祝)

東高根森林公園
神奈川県川崎市
 里山の尾根にはきのこが見つかりそうにもないので、種々の雑誌やガイドブックを頼りに湿原のある森林公園を探してみた。・・・で、狙いをつけたのがここ。平塚市からは少し遠いが、行ったことがないのでシーズン前の下見も兼ねることにした。
 結果はやはりほとんどが堅いきのこで、どうしても華やかさに欠ける。大きなコフキサルノコシカケがたくさん見られたが、中に面白い形のを見つけた。いったん生えた木が倒れて、その後もさらに成長したので、きのこが十字型になっている。
 柔らかいきのこでは唯一、エノキタケを見つけられた。枯木の地面すれすれの所から生えていたので、もう少しで見過ごすところだった。あとはカリカリに乾いたハナビラニカワタケがあったので、持ち帰って水で戻してみることにした。
2002年
1月12日(土)

高麗山地獄沢
神奈川県大磯町
 今年も『きのこ双六』の始まりだ。去年は高麗(コマ)山で上がったので、今年のふりだしも当然、高麗山から。
 尾根筋にはまだきのこは見つからないだろうから、地獄沢から探し始めた。最初に見つけたのはなんとオオゴムタケ。梅雨の頃に多く見られる子嚢菌だが、こんな真冬でも出ているらしい。近くには小さな毛むくじゃらの幼菌も、いくつか見られた。
 いつも小さなヒラタケが出る倒木で、今回もわずかだが見ることができた。秋に比べるとカサに厚みがなく、ウスヒラタケのようにも見えた。思い切りクローズアップで撮ると、肉眼では見えない面白いシーンが見えてくる。
 今年もそういう目を持って、ウッカリすると見過ごすような切り口で、精力的に撮影を続けたい。ヨロシクお付き合いください。
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