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![]() 今日はどこまで行ったやら・・・ |
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2004年 3月28日(日) 高麗山・地獄沢 神奈川県大磯町 |
木・金曜日に待望の雨が降り続いた。サクラの花は開花宣言後、気温が下がって足踏み状態になっていたが、今日は穏やかに晴れて気温も上昇したので、期待に胸を膨らませて「マイフィールド」の高麗山を歩いてみた。 地面は確かに湿っていていい感じなのだが、どんなに目を凝らして探してもきのこが見つからない。 ようやく倒木のコケ上に小さなキクラゲを見つけた。水を含んで新鮮な状態で上面の毛が見えなかったが、撮影後の写真を見るとどうやらアラゲキクラゲだったようだ。食材にするほどの大きさもないので、今回は撮影だけにした。 地獄沢へ向かう道の小さな沢に、これも倒木のコケの間から生えた極めて小さな黄褐色のきのこを見つけた。普段ならきっとやり過ごすほどの小ささ。高さが10ミリほどしかない。ケコガサタケ属くらいしか分からない。 期待は見事に打ち砕かれたが、着実に雨も降り気温も上がっているのでもうしばらくの辛抱だろう。 |
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2004年 3月21日(日) 道志みち 山梨県道志村 |
昨日は朝から冷たい雨が降り続いたので「きのこ探索」をしなかったが、今日は晴れて気温も平年並みに戻ったので、先月中旬に行った「道志みち」へ再び行ってみた。前回の雪はほとんど消えていたが、なんと昨日の雨はここでは雪だったらしくて新たに積もっていた。 結局また、きのこの姿は少なくて、最初に見つけたのは朽ちた倒木に生えたレンガタケだった。目を引くオレンジ色で不明瞭な環紋があり、肉質は柔軟な革質。管孔はかなり乱れた迷路状になっていた。 もう1種、生えたばかりの新しいものは、伐採されたケヤキなどに出ていたスエヒロタケだった。やや赤味がかったカサや毛が密生したものなど、かなり変化に富んでいる。雨が降った後のスエヒロタケはたいへんきれいでGalleryにも入れているが、今日は雪の積もったシーンも撮れたので「スエヒロタケ-3」として入れることにする。 例年より早くサクラの開花宣言が発表されたが、しばらくは寒い日も多いとの予想で、本格的な春は来週以降になりそうだ。 |
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2004年 3月14日(日) 七沢森林公園 神奈川県厚木市 |
近ごろあちこちのHPで、アミガサタケの仲間が登場するようになってきた。ウグイスが春を告げる鳥なら、さしずめアミガサタケは「春を告げるきのこ」というところだろう。特にトガリアミガサタケはその中でもいちばん早く姿を見せるようだ。 そこで、毎年トガリアミガサタケを見つけている七沢森林公園へ行ってみた。 入り口のすぐ近くに「あやめ池」があるので、まずは水辺をチェック。注意深く探していると、杭の周囲に枯れ葉に隠れた小さなきのこを発見。クヌギタケ属はすぐに分かったが、見覚えのある柄の黒さからアクニオイタケではないかと、大き目の1本をつぶしてにおいを確認。はっきり分かる強い薬品臭がした。 毎年ここのイチョウの樹下でトガリアミガサタケを見つけているが、私の目はこの仲間を苦手にしていてなかなか見つけられない。今日も諦めてその場を離れようとした時、ふと足元のギンナンに目が留まり、なんとそのすぐ横に小さなトガリアミガサタケが生えているのを見つけた。本当に見つけにくい姿をしている。 今日はいつもとは逆のコースで「沢のさんぽみち」を先に歩く。去年の今頃ここで見つけたヒメコンイロイッポンシメジ近縁種が気になっているからだ。すると意外にもすぐに見つけたのは1本だけのこげ茶色の小型菌。季節から考えてアシナガイタチタケかと思ったが、しっかりしたツバを持っている。撮影後にチェックするとカサに粘性があるようなので、どうやらツチナメコでよさそうだ。 しばらく行くとまた、ほとんど枯れ葉に埋もれた褐色のきのこを発見。こんどはツバがないのでこれは ヒメコンイロイッポンシメジの仲間と思われるものをやっと見つけたが、まだ幼菌でカサ径は3ミリほどしかない。やはりこれも肉眼では真っ黒か濃紺にしか見えないが、デジカメで撮ると鮮やかな紺色になる。 やっと、小型ながらもハラタケ目のきのこが見られるようになってきて、これからの「きのこ探し」が楽しくなりそうだ。 |
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2004年 3月13日(土) 地獄沢(高麗山) 神奈川県大磯町 |
それにしても雨が降らない。小雨程度は時どき降っているようだが・・・と、よくよく考えてみると、今年になって雨の中を傘を差して歩いた記憶がない。このコーナーを読み返してみても毎回のように「雨が欲しい」と叫んでいる。 前回(3月6日)の高麗山探索のときに地獄沢へ寄らなかったので、今日はここだけに集中して細かく探索してみた。 で、まず目に飛び込んできた異様な物体がこれ。何かと思えばウラシマソウの芽のようだ。どことなくきのこのような雰囲気を持った、面白い姿に思わず撮影。 やっと見つけたのは枯れ枝に生えたハチノスタケ。カサの表面はもう色褪せていたが、本体は柔らかでまだ新鮮なものだった。 去年いたるところでフクロシトネタケが見られたが、また小さなものを見つけたので今年も大発生となるのだろうか。 「一雨ごとに春めいて・・・」とか「ナタネ梅雨」とか、何でもいいからまとまった量の雨が欲しい。 |
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2004年 3月 7日(日) 新治市民の森 神奈川県横浜市 |
昨年暮れから今年になって、恐らく今日が定点観察で最も寒い日だっただろう。風はさほど強くないものの日がかげると一気に体感気温が下がり、「池ぶち広場」で昼食を摂っているときには小雪が舞い散るほどだった。 その「池ぶち広場」付近の散策路わきのスギらしい用材から、元気に生えていたのはニガクリタケだった。この冬はニガクリタケさえもあまり見る機会がなかったので、久しぶりの撮影だ。 昨日の朝に雨が降ったがやはり尾根伝いにはきのこは見られず、倒木に生えたミダレアミタケを見つけて撮影。昨日のチャミダレアミタケとはずいぶん雰囲気が異なり、小さなカサが群生していたのでヌルデタケのように見えた。分類的にもこれはカワラタケに近い仲間になっている。 もう1種、小型の赤褐色のきのこが道沿いの斜面に散生していて、しばらく種名が分からなかったがどうやら 次回の観察会はもうサクラも咲いている頃だから、もう少し種類も増えてくれることだろう。 |
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2004年 3月 6日(土) 高麗山 神奈川県大磯町 |
先月の末までは順調に春を思わせる陽気へと向かっていたのに、3月の声を聞いたとたんに真冬へ逆戻り。1日(月)などは東京でも横殴りの吹雪になって、震えるような寒さが続く。 今日は未明にかなりまとまった雨が降り猛烈な南風が吹いたが、なぜか日中も気温は上がらず寒い一日となった。 高麗山を歩いてみると今朝の雨で地面がいい具合に湿っている。つい、きのこが生えていそうな錯覚をしてしまうが、今朝降ったのだからそんなに早く生えるはずがない。地面を探すのは諦めて倒木や樹上を見るようにすると、すぐにきれいなウチワタケが見つかった。高いところまで新鮮な状態のものが連なって生えていた。 午後も遅くになって東端の尾根にさしかかった頃、倒木に大きなヒラタケ型のきのこが生えているのを見つけた。幅20センチもあって少し堅そうに見えたので、てっきり前にもこの場所で見たアミヒラタケだと思ったが、カサの表面にまったく鱗片がない。大きく成長したヒラタケだった。同じ倒木からいくつも生えていた。 その同じ倒木に、ほとんど背着してわずかにカサを作っている硬質菌を見つけた。管孔面は粗い網状から迷路状、薄歯状と変化があって、カサの表面には細かなしわがある。どうやら 明日は新治の定点観察だが、この雨がいい方へ作用してくれることを期待しよう。 |
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