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きのこ探して 今日はどこまで行ったやら・・・ |
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2002年 2月23日(土) 伊豆半島・蛇石峠 静岡県松崎町 |
「天気結果」を見ると、伊豆半島の南西部に昨日の午前中雨が降ったようだ。気温も上がっていい陽気になったので、何かあるかも・・・と遠征してみた。 松崎町から県道121号を蛇石峠に向かうと、きれいな渓流沿いに登っていく。もうあちこちでフキノトウが咲いている。登山コースを少し歩くと、道のわきにキチャワンタケがいくつも出ている。触るとすぐに青変するので分かりやすい。日に透けた黄色が鮮やかで美しい。 しばらく行くと、もうツバキの花がいっぱい落ちている。ひょっとして・・・と探してみると、やっぱりツバキキンカクチャワンタケも出ていた。埋もれたツバキの花から生える、チョッと変わりダネのきのこだ。どちらも息を吹きかけると、風に反応して白い胞子を噴射する。 帰路は県道59号で山越えをしたら、残雪のある仁科峠でヒラタケを見つけた。春は近い、と思わせるいい天気だったが、まだ1〜2度は寒の戻りがあるのだろう。 |
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2002年 2月17日(日) びわ青少年の家 神奈川県平塚市 |
ここは去年何度も訪れた。平塚市が管理する野外活動体験施設で、そう広くはないがなぜか多様なきのこが見られるところだ。冬はどんな状況なのか気になって行ってみた。たくさんのどんぐりが根を地中深く伸ばしていた。 やはりここでも見られるのはヒダナシタケ類ばかりで、まずはコナラの落ち枝に生えたキウロコタケ。カサの裏をルーペで見ると、まったく何も無い。つまりヒダや管孔を作らないきのこだ。 細い枝の先端にクロコブタケが出ている。特に興味を引くきのこではないが、こんな生え方は面白い。きっと目立ちたがり屋なんだろう。 サクラのような倒木に、きれいな環紋のきのこを見つけた。管孔の様子などからミイロアミタケだと思う。カサの幅約12センチ。ミイロは三色のことだろうか。よく見るとなかなか複雑な色をしている。 ブドウタケやエゴノキタケも見られたが、もう古くなっていた。 |
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2002年 2月16日(土) 八菅山いこいの森 神奈川県愛川町 |
秋でも雨が少なければきのこは出ないのに、冬で乾燥注意報ならお手上げ状態だ。少しでも湿度がありそうな川沿いの里山へと、八菅(ハスゲ)山いこいの森へ来てみた。今回から場所の環境がわかるように、その場の写真も入れることにした。(HPメールをくれた大阪のYさんのアイデアをいただいた) コナラが中心の緩やかな斜面に、もう干からびて黒くなった幼菌を見つけた。多分エノキタケだろうと思ったが、ルーペで見ると柄に毛がない。そしてはっきりツバがある。どうやらこれはナラタケのようだ。秋に干からびて残ったのだろう。 野積みされた伐採木(コナラ?)に白いサルノコシカケ科のきのこがあった。裏面も白く放射状の長い管孔なのでチリメンタケだろう。管孔をよく見ると年輪のように区切られたパターンがあり、アップで見ると面白い。 もう1種はきれいな環紋のウチワタケ。カワラタケの褐色版のようにも見えるが、付け根がくびれて柄のようになっていることが多い。ウチワとはうまく名づけたと思う。 |
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2002年 2月11日(月・祝) 高麗山地獄沢 神奈川県大磯町 |
ここらで一度、ふりだしに戻ろう・・・と、いつもの地獄沢へ。 特に変わったものも見つからないまま、前にマユハキタケを見つけた古い切り株のところを過ぎると、道沿いに大きなタブノキがある。気になって根元を見ると、何やら見覚えのあるモノが・・・。なんと、マユハキタケがたくさん出ている。しかも、前のとは比べ物にならないほど大きい(といっても2センチ位だが)。以前観察した経験から、この大きさになるには少なくとも1ヶ月以上はかかるだろう。ハケの部分が美しい紫色をしている。 もう1点はスギの間伐材から生えたきのこで、ヒダが枝分かれして著しく脈連絡している。スギカワタケだろうか。 やはり高麗山は、手応えのある珍しいきのこを提供してくれる。 |
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2002年 2月10日(日) 寺家ふるさと村 神奈川県横浜市 |
寺家(じけ)ふるさと村はどういう訳か、今まであまり訪問する機会がなかった。1年を通して訪問する人が多く、どことなく手つかずの自然がないような先入観があった。この季節なら人も少ないだろうと、下見がてらに訪れてみた。 こな雪が舞い散る冷たい1日だったが、それでも家族連れなどが来ている。ついでに野鳥も見てみようと双眼鏡を持って歩いたが、よく考えてみると野鳥観察ときのこ探しほど、同時進行できない目的はないと、改めて気づいた。 で、やはりきのこ探しを優先。きれいなチャカイガラタケをいくつも見ることができた。赤錆のような色のくっきりした環紋が美しい。同じくヒダを持つサルノコシカケ科のきのこ、カイガラタケもあった。形態はよく似ているが属は異なる。 柔らかいきのこではセンボンクヌギタケを見ることができた。朽ちた切り株にきれいに群生していた。今冬のニューフェイスきのこだ。 いいシーズンにじっくり歩いてみたい、広くていいフィールドだと思った。 |
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2002年 2月9日(土) 七沢自然保護センター 平塚市博物館まつり 神奈川県厚木市・平塚市 |
このところ少し暖かい日が続いて、今日も天気が良かったので、午前中は七沢の神奈川県自然保護センターへ行ってみた。あまり手応えはなかったが、小さなシイタケの幼菌と新鮮なハチノスタケを見つけた。他にもエノキタケやニガクリタケ、ワサビタケなど、冬の常連きのこを見かけた。 午後は、明日2月10日まで開催の「平塚市博物館まつり」で、「神奈川キノコの会」が展示しているきのこの冷凍乾燥標本と、会長の城川先生が毒きのこについて講演されるのを聞きに行った。講演は20分という短い時間だったが、きのこ毒の種類や毒性の強さ、中毒症状などについて話され、時おり笑いも混じって楽しい内容だった。 きのこの知識を単に趣味だけに終わらせず、食毒判別の迷信を払拭して、一人でも中毒者を減らすことに役立てることができれば・・・と、改めて思った。 |
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2002年 2月3日(日) 新治・市民の森 神奈川県横浜市 |
いつ雪に変わってもおかしくない冷たい雨が、一日中降り続いた。きのこ仲間3人と今年最初の「新治(ニイハル)市民の森」へ行く。 ほとんど予想通りの展開だが、柔らかいきのこで見ることができたのは、エノキタケ、キクラゲ、シイタケ、ヒメキクラゲぐらいで、いい写真も撮れなかった。 こんな季節でないと硬いきのこを撮らないので、今日はクジラタケをねらってみた。ほとんど白で、肉厚な感じと細かな管孔がよく揃っているのが特徴。 もう1種は小さなスエヒロタケ。ヒダが2列ずつあるのが特徴で、最近までハラタケ目ヒラタケ科に分類されていたが、今はヒダナシタケ目スエヒロタケ科になったようだ。やはり硬いきのこというイメージの方が強い。 |
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