今日はどこまで行ったやら・・・


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2003年
3月30日(日)

七沢森林公園
神奈川県厚木市
 確か去年ここでアミガサタケを1本だけ見つけたので、まだ早いとは思ったが行ってみた。「沢のさんぽみち」へ向かう途中に一本だけイチョウの木があることに今まで気づいていなかった。
 見つけたのはやや大きめのトガリアミガサタケだった。そのイチョウの周囲にだけ7〜8本出ていた。どれも10センチ近くある。頭部は黒褐色であまりオリーブ色は強くなかった。ここしばらくは他所でもイチョウの樹下を探せば見つかるだろう。
 「沢のさんぽみち」へ入ってすぐの斜面に、先日高麗山で見つけたのと同じ黒いきのこを発見。今回はヒダがはっきり垂生しているのが確認できた。これはヒメコンイロイッポンシメジとする方が良さそうだ。一昨年の6月に新治市民の森で見つけたようなヒダの縁取りはなかった。
 そのすぐ先でアシナガイタチタケと思われるのを発見。カサ径が2センチもない小さなもので、柄が長くその表面にささくれがあり、カサの縁に被膜の破片を付けている。ただ、柄が白色ではないので?マークを付けておくことにする。
 やっと一雨ごとに春に近づいてきて、楽しみが増えてきた。
2003年
3月29日(土)

谷戸山公園
神奈川県座間市

平塚市博物館
神奈川県平塚市
 今日はあまり時間が取れないので、狙いをつけたきのこだけにポイントを絞って撮影した。
 前回から3週間が経過した、あのフクロシトネタケはどうなっただろう。あまり大きくなっていないが、顕著な変化は表面の色だった。かなり黒くなって、本当にフクロシトネタケかどうかがまた怪しくなってきた。
 別の所ではおそらく最大級というフクロシトネタケを見つけた。直径約12センチもあって、一面に細かな凹凸が見える。周縁は赤紫色に縁取られている。
 もう1種、狙いをつけたのは、昨夜「菌友」から情報を得た平塚市博物館のトガリアミガサタケだ。私はどういう訳かアミガサタケ科のきのこに縁が薄く、毎年春になると目を皿のようにして探すのだが、いい写真は撮れていない。
 この博物館には大きなイチョウが数本立っているが、なぜかトガリアミガサタケが出ているのは1本のイチョウの周囲だけだった。高さはどれも5〜6センチで、あまり大きなものは出ていないようだ。
2003年
3月23日(日)

飯山白山自然公園
神奈川県厚木市
 たとえ見つけたとしても、やはり3日連続では芸がなさ過ぎると思っていたツバキキンカクチャワンタケだが、ここにもたくさんのツバキがあってほとんどの樹下で観察できた。そして一つの蕾から3個の子実体を出しているのを見つけて撮影。続いて直径25ミリにもなった大きなものでは、外側にシワ状の隆起ができていることも見つけて撮影。ついでにお定まりのカットも撮影。
 緑色のきのこ?・・・と思ったのは、すっかり苔に覆われた大きなカイガラタケだった。均一に色がついて、不思議な美しさがある。
 あちこちの倒木にいっせいにニガクリタケが出始めた。まだ幼菌のかたまりだと思ったが、すでに柄の糸状のツバには紫褐色の胞子が載っていた。
 スミレやハナニラがいっぱい咲いて、いよいよサクラのシーズンが来たようだ。去年は早すぎたが今年は平年並みなのだろう。
2003年
3月22日(土)

真鶴半島自然公園
神奈川県真鶴町
 特に何が狙いというわけでなく、久しぶりに真鶴半島へ行ってみた。先日、『Gallery』にここで撮った「アクニオイタケ」を入れたので、それがきっかけとなったのだろう。時おり小雨の降る寒い天気だった。
 そしてなんと、まず見つけたのがそのアクニオイタケのみごとな群生。一つだけカサをつぶしてニオイを確認すると、はっきり分かる消毒薬に似た薬品臭がする。あちこちのマツの倒木にいっぱい生えているので、好きな構図を選ぶことができる。1点を『Gallery』に入れることにした。
 ここもツバキが多いところで、すぐにツバキキンカクチャワンタケを見つけた。今回は1つを掘り出して、菌核の部分を標本撮影してみた。
 別の場所でもアクニオイタケの群生が多く見られたが、それに混じってやや黄色っぽいカサもある。よく見るとニガクリタケだった。今度はニオイではなくかじって味を確認。しっかりと苦い。
 まだ三寒四温とまでも言えない「三温四寒」と言う感じで、冷たい雨がとうとう本降りになったので撮影は止めて引き上げることにした。
2003年
3月21日(金・祝)

高麗山・地獄沢
神奈川県大磯町
 「いつまで寒いねん!」と、つい母国語でボヤきながらも、冷たい風さえ止むと日差しはもう着実に春の暖かさになっていた。
 9日に見つけたコンイロイッポンシメジが気になって、地獄沢から入ってみることにした。2週間近く経ってもまだ元気にいくつも出ている。やはり大きくてもカサ径25ミリくらいしかないので、少し小さすぎるようにも思う。
※3/30に七沢で同種と思われるものを見つけ、ヒダの垂生などからヒメコンイロイッポンシメジの方がより近いと思われる。
 沢沿いの斜面にアシナガイタチタケを発見。春によく生えるきのこだ。カサ中央の色が少し薄くなり、周縁にははっきり条線がある。ツバはすぐに落ちてしまうが、カサの周囲には被膜が残ることがある。
 高来(タカク)神社の裏あたりで、まだまだ元気なエノキタケを見つけた。大きいものはカサ径5センチくらいで、粘性も強く新鮮な群生だった。
 その付近にはツバキの木が多く、花もよく咲いている。それでは・・・と探してみると、小型ながらツバキキンカクチャワンタケを見つけられた。撮影には当然ツバキの花に脇役を演じてもらう。
 一回りして地獄沢へ戻ってくると、倒木に1個だけフクロシトネタケがあったが、周辺が巻き上がらずに平坦な皿上になっている。ずい分いろんな形態を見せるきのこだ。
 坂を登ると少し汗ばむこともあって、ようやく体も動きやすくなってきた。すべての生き物が蠢きはじめるのももうすぐだろう。
2003年
3月16日(日)

自然教育園
東京都港区
 国立科学博物館の附属公園で、手を加えずに森の変遷を観察する目的もあるので、園内にはスダジイやシラカシなどの常緑広葉樹の大木が多い。
 散策路はすべてロープが張られていてきのこ撮影には不向きだが、深い森が多いため野鳥や植物の観察にはいいようだ。その邪魔なロープの杭にコゲイロカイガラタケが出ていた。サルノコシカケ科のきのこの中でヒダを持つものがいくつかあるが、その少数派の一つがこれ。面白いことに自然の枯木や切り株にはほとんど生えず、杭や用材などの手を加えた材によく出る。
 「アブラチャン」という木の根際にカラカラに乾いたエノキタケを発見。朽ちる前に乾燥しているので、雨が降ればまた戻るのかも知れない。これはこれで面白い写真だと思う。
 最後に展示ホールで「スダジイに生えるカンゾウタケ」のビデオを見た。数日間かけた微速度撮影で成長の様子がよく分かる面白い内容だった。
2003年
3月15日(土)

グリーンシャワーロード
静岡県小山町
 きっと「いやがらせ」に違いないと確信し始めているが、このところ週末ごとに天候が悪くなる。だれがなぜ「いやがらせ」をするのかは、思い当たらない。
 富士山の東麓、小山町に「富士霊園」という大きな霊園があり、その入口までの道路沿いに「グリーンシャワーロード」という散策コースがある。知っていたわけではなく行き当たりバッタリで見つけた。コナラ、クヌギが多くモミなどの針葉樹も混じる、面白そうな雑木林が広がる。
 いくつもの倒木を見て行くと、何種類もの硬いきのこが生えている。その中でカサの周囲が波状になっている褐色のものがあり、下面は細かな管孔で柄が中心近くに付いている。どうやらオツネンタケモドキのようだ。
 近くの朽ちた切り株に小さなきのこが密生していた。まさしく千本ほどありそうなセンボンクヌギタケだ。
 今日一番多く撮影できたのは意外にもシイタケだった。それほど太くない落ち枝に良く出るようで、1mほどの長さに10個以上生えている枝もあった。
 ここまで来たついでに「ふじあざみライン」をちょっとのぞいてみることにしたが、トンネルを超えるとまさに「雪国」だった。さっきまでの雨もここでは雪に変わり、富士山はまだまだ冬なんだと思い知らされた。
2003年
3月9日(日)

谷戸山公園
神奈川県座間市

高麗山地獄沢
神奈川県大磯町
 今日の天気は晴れとか雨とかではなく、一日じゅう風だった。キジバトが上空を斜めに飛ばされて行き、私の帽子も何度となく後を追いそうになった。
 8日前のフクロシトネタケと思われる幼菌が気になって、どれくらい大きくなったか確かめに行った。・・・が、雨もよく降ったのに大して成長はしていなかった。まだ気温が低いせいだろうか。もう少し経過を追ってみたいきのこだ。
 園内のほとんどを歩いてみたが、バズーカ砲のようなレンズをつけた野鳥撮影マニアをたくさん見かけただけで、目ぼしいきのこはなかった。一つだけキクラゲの新鮮なものを見つけることができた。
 日がどんどん長くなってきたので、帰り道に高麗山の地獄沢だけのぞいてみることにした。去年5月にヒメアジロガサモドキを見つけた倒木に、また小さなものが生えていた。はっきりした膜質のつばが見えるので、やはりヒメアジロガサモドキでいいのだろう。
 薄暗くなってきてもう帰ろうとした時、水気の多い裸地の斜面に真っ黒のきのこを見つけた。何かの朽ちた残骸かと手にとって見たら、なんとまだヒダが白い新鮮なものだった。肉眼では黒にしか見えないが撮影すると濃紺色である。カサ径が2センチ位までなのでヒメコンイロイッポンシメジかと思ったが、カサが肉厚で柄もしっかりしている。これは小型のコンイロイッポンシメジではないだろうか。いかにもイッポンシメジ科のきのこらしく、ヒダの色がとても美しい。
 やはり高麗山は、いつも何か面白いものを発見することができる。

※3/30に七沢で同種と思われるものを見つけ、ヒダの垂生などからヒメコンイロイッポンシメジの方がより近いと思われる。
2003年
3月2日(日)

新治市民の森
神奈川県横浜市
 今回の定点観察会は参加者が総勢8名となったが、よほどの善男善女が集まったと見えて、昨日とは打って変わって好天に恵まれた。昨日の雨で空気もシットリと気持ちよく、時おり吹く冷たい突風でさえ快適と感じた。ただ、スギ花粉は一気に増えたようで、花粉症の人にはつらい一日だったかもしれない。
 先月に続いて今日も元気なセンボンクヌギタケが見られた。いくつもの切り株や埋もれ木から、まさに千本の名にふさわしくいっぱい生えていた。幼菌はやや黄色っぽく、成菌になると白から灰褐色になるようだ。
 スギやヒノキの材からは、このところ毎回のように見つかるスギカワタケ(仮称)と思われるきのこが多数出ている。大きさにずい分ばらつきが見られるので、数ヵ所のサンプルを検鏡してみようということになった。
 カサの直径5〜6センチあるしっかりしたエノキタケもあったが、少し古くもうヒダが褐色になって胞子もいっぱい飛んでいた。
 ようやく本格的と思える春の陽気になって、いよいよ冬とは異なるきのこに期待が持てそうになってきた。
2003年
3月1日(土)

谷戸山公園
神奈川県座間市
 なぜか今まで訪れる機会がなかったが、いい所だということは聞いていた。午後は雨になることは分かっていたが、下見を兼ねて行ってみた。
 朝からもう小雨が降り始め、着いた頃には傘無しでは歩けないほどだった。それでもせっかく来たのだからと、少し歩いてみることにした。
 サクラの木だろうか、倒木に茶わん型のきのこが群生している。見た目の印象だけで判断すると、フクロシトネタケの幼菌だと思ったが、こんな密集して生えるのだろうか。胞子に特徴があるので検鏡すれば分かるはずだが、もっと成長しないと胞子を作らないらしい。
 もう1種も似たような形のきのこだが、これは針葉樹に1個だけ出ていた。印象も少し違う。図鑑で見ても材上生で似たようなものが見当たらない。やはり外見だけでは幼菌の同定は難しいものがある。
 次第に雨が強くなり、気温もかなり下がってきたので探索を切り上げたが、ここはぜひ今後も観察したい場所だと思った。
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