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![]() 今日はどこまで行ったやら・・・ |
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2005年 3月27日(日) 泉の森公園 神奈川県大和市 |
雨がよく降ってくれるのは嬉しいのだが、それが雪に変わってしまうような気温に戻ってしまっては、また、期待できない状況が続くことになる。 この季節にはきのこが無いことを確認するのも意義がある・・・と、思ってもみるのだが、多くの先人たちが経験したことをことさら念押しする必要はなかろうに・・・とも思う。 やっと見つけたのは、一週間前なら見事な眺めだったろうと思うエノキタケの群生。大きな樹の根際にいくつもの株が干からびていた。撮るのは躊躇したが、今日はこのあと何も見つけられないというイヤな予感がして、シャッターを切っておいた。 次もまた完全に乾燥状態のアラゲキクラゲ。雨が降っても気温が低いと、空気はとても乾いているのだろう。キクラゲの仲間はすべて干からびていた。 ヒノキの林に入ると、地面にいくつも黄色いチャワンタケが出ている。やや緑色に変色しているのもあるので、これはキチャワンタケでいいのだろう。スギの根際にも小さなものがあったので、針葉樹の種類は問わないようだ。 池のほとりに望遠レンズのカメラを持った人だかりがあった。気になって傍へ行ってみると、茂みの中に見慣れない鳥がいた。足の指が長く、クチバシが赤い。クイナだった。珍しい種ではないらしいが、なかなか姿を見せないとのことだった。 もうすぐ4月になるのだから、せめてのどかな気温になって欲しいものだ。 |
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2005年 3月21日(月・祝) 地獄沢(高麗山) 神奈川県平塚市 |
先週、高麗山の地獄沢を歩いた時に、いつもの土手にヒメコンイロイッポンシメジを探したが、見つけることはできなかった。もう気温も上がったのでそろそろ出ているはず・・・と、狙いを付けて探索。 丁寧に探したが見つからない。今年は出ないのか・・・と、諦めて、ブッシュの中で地鳴きをしているウグイスを狙った。が、これも撮れなかった。なぜか諦めきれず、再度くまなく土手を探すと、なんと、かなり上の方に小さな1本を見つけた。やはり肉眼では黒に見えるが、何度かここで観察したヒメコンイロイッポンシメジだ。同定はまだ不確かで近縁種の可能性もある。 ほとんど垂直の土手をよじ登り、何度もずり落ちながらペグ三脚を刺してNikonで撮った。 ふと横を見ると、ごく小さな白っぽいきのこも出ている。どうやらクヌギタケ属の仲間だと思うが名前は分からない。とにかく足場が悪すぎて、レフや遮光もままならない。なんとかピントだけは気をつけて慎重に撮った。 午後は用事で東京へ出かけたので、空いた時間に皇居の野鳥を撮った。ハクセキレイなどの他に、もっとも身近な野鳥スズメを至近距離で撮影できた。 |
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2005年 3月20日(日) こども自然公園 神奈川県横浜市 |
自然界には春を告げるとされるものがいくつもある。花は数え挙げたらキリがないだろうが、鳥ならホトトギスになるのか。いや、一般的になじみのあるウグイスの方が相応しいだろう。 きのこではどうだろう。恐らくほとんどの人が「アミガサタケ」を挙げるに違いない。中でもトガリアミガサタケはまだ肌寒い早春に出始めるので、「春告茸」にうってつけだ。 いくつかのHPで掲載されだしたので、確実に見られる場所を選んでみた。やはり予想通り見つかった。まだ、数は少なく幼菌が多いが、これからたくさん見られるようになるのだろう。 最初のポイントでは高さ5センチ前後のものが多く、1センチ以下の幼菌もいくつか見つかった。 もう1ヵ所では高さ8センチほどの大きなものも出ていた。すべてイチョウの大木の付近で、枯葉が堆積しているところが好きなようだ。 今日、撮影したきのこはこれ1種だったが、季節を感じて50カット以上も撮っていた。ついでに春らしく、ウメに来たメジロも撮った。 |
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2005年 3月19日(土) 狭山自然公園 埼玉県所沢市 |
ちょっと気まぐれな思いつきで所沢の「インボイス西武ドーム」(旧西武ドーム)へ、オープン戦(西武vs楽天)を見に行った。ゲームは午後からなので午前中に付近の「狭山自然公園」を探索してみた。 日差しはもう完全に春なのだが、狭山湖を渡ってくる強い風がとても冷たい。自然公園の名前に期待したのだが、きれいに整備された公園で樹木もソメイヨシノが多く、これからの花見シーズンには賑わいそうだ。 地面はすっかり乾いていて、やっと見つけたのは新鮮なヒメキクラゲだった。きのこに限らず「いい状態」のものを見つけると「きれいな・・・」という形容詞を付ける場合が多い。きのこに興味を持ち始めた頃、先輩諸氏が「きれいなヒメキクラゲ」と言うのを聞いて、美的感覚を疑ったことを覚えている。 もう1種、なんとかカメラを向ける気になったのは色がきれいなヒイロタケ。硬質菌では少数派の派手な色のきのこだ。 こういう公園ではよくツグミが歩いていることがある。今日もあちこちでチョコチョコ歩くツグミを見かけた。 今年は全般にきのこの出方が遅いようで、こうなると探索場所を考えあぐねてしまう。 |
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2005年 3月13日(日) 高麗山・地獄沢 神奈川県平塚市 |
朝8時頃から細かな雪が舞い始め、9時にはまるで吹雪のような降り方になった。見る見る積もり始めたが10分ほどで止んで、青空が広がり太陽が顔を出した。高麗山は一面の銀世界に一旦はなったが、機材を持って歩き始める頃には木の枝からまるで雨のように雪解け水が落ちてきた。そして、地面からは湯気が立ち上り、30分後には木々の枝もすっかり乾いていた。改めて日の光の力強さを見せ付けられた思いがした。 ところがまだ気温は低く、週末にも雨が降ったのにきのこはほとんど見つからない。地獄沢では堰堤の工事が始まっていて諦めて引き返そうとした時、斜面に積まれた材の下にきのこらしい褐色のカサを見つけた。覗き込むと、まるで材を押し上げて生えているような大きなエノキタケだった。ローアングルで撮ると純白のヒダがよく見える。 1種だけでは寂しいな・・・と思ったその時、それを察したかのように目の前にチャムクエタケモドキが1本だけ生えていた。新鮮な状態だったのでこれもローアングルでじっくり撮影した。 短時間の探索だったので「鳥」はシジュウカラを撮っただけ。気まぐれな「鳥みち草」ではやはりいい写真は撮れないものだ。 |
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2005年 3月12日(土) 丸火(マルビ)自然公園 静岡県富士市 |
以前から何度か富士山南麓の低地を探索しようと試みながら、いつも渋滞に阻まれて断念していた。今日は東名HWもスイスイ走れて裾野ICから富士市へ入り、地図で見つけた「丸火自然公園」へ行ってみた。 このあたり一帯は広大なスギ・ヒノキの植林地が広がっているので、この時期は猛烈なスギ花粉が飛散しているに違いない。しかも今日は晴れて強風なので、風にあおられて白いモヤが飛んでいくのが見られた。こんな場所へ来ても目や鼻に違和感を感じないので、どうやら今年もセーフらしい。 たっぷりの雨が降ったはずなのにまだ気温が低いのか、ほとんどきのこは見つからない。やっと枯れた木に2・3センチの黄色っぽいカサを見つけた。カサの上面に粗い毛が密生している。キヒラタケのようだ。 コナラの太い丸太に、肉厚のシイタケが出ていた。ホダ木ではないから野生のシイタケと言うべきなのか・・・栽培品種の胞子が飛んできたのか・・・、外見はまったく栽培品そのものだ。 スギの倒木にいくつもチャワンタケが顔を出している。まだ1センチあまりの小さなもので種の同定は難しいが、おそらくフクロシトネタケの幼菌なのだろう。今年はまた、大発生になるのかも知れない。 風が強く吹いているせいなのだろうか、野鳥の姿もほとんど見られない。大きなコナラの幹をせわしなくゴジュウカラが走っていた。コゲラよりもっと動きが早いのでいい写真は撮れなかった。もう1種、高い枝先にミヤマホオジロを見ることができた。 春の気配は感じるのだが、きのこや生き物が姿を見せるのはもう少し先のようだ。 |
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2005年 3月 6日(日) 新治市民の森公園 神奈川県横浜市 |
昨日のうららかな天気から一変して、今日の定点観察会は気温が下がって寒い中で行われた。しかし、予報を聞いて心配していた、雪や雨には幸いなことに降られることはなかった。 朽ち果てた広葉樹の切り株にはたくさんのセンボンクヌギタケが生えていた。よほど寒さが好きなきのこなのだろうか、最も寒くなる時季になると元気に束生して、それ以外の季節にはほとんど見ることがない。 やはりエノキタケは豊作のようだ。普段生えるポイントをはじめ、その付近一帯の杭や切り株にことごとく出ていた。大きいものはカサ径10センチほどもあり、カサの粘性が強く柄の黒いタイプだ。雨さえ降れば、まだしばらくはこんな状態が続きそうだ。 3年前だったか、この公園で初めてチャムクエタケモドキを見つけたが、今日はかなり数が増えて出ていた。何から生えているのかを確認しようと掘り起こしてみたが、根状の菌糸が弱々しくすぐに切れてしまう。撮影のために付近のゴミを掃うだけでも簡単に倒れてしまう、少々扱いにくいきのこだ。 本日の「鳥みち草」はヤマガラ。前から撮りたくて何度も狙っていたがうまく行かず、ようやく生垣越しに大きく撮ることができた。ただ、曇天のせいできれいなオレンジ色が鮮やかに写らなかったのは残念だ。 |
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2005年 3月 5日(土) 七沢森林公園ほか 神奈川県厚木市 |
3月に入ってから、まるで冬に逆戻りをしたように、関東平野に積雪があった。今日は晴れて穏やかな日差しがあったので、例によって「鳥みち草」の装備で七沢を訪れた。 野鳥観察に向いている「自然保護センター」を歩いてみたが、ほとんどきのこを見つけることはできなかった。ササと思われる枯れた茎に、白い小型のカサが並んでいた。ルーペで見るときれいに管孔が並んでいる。短い柄で基材に着いているのでこれはスズメタケだろう。なかなかカサの開いた状態が見られないが、これは直径6ミリほどの大きさできれいに広がっていた。※発光性がないのでヤミスズメタケと思われる。 そろそろ七沢森林公園でトガリアミガサタケや、ヒメコンイロイッポンシメジが出始めているかも知れない。 「沢のさんぽみち」へ向かう途中、樹の高いところに出ているきのこを見つけた。20mほども離れているので種類が分からないが、きれいなきのこ型なのでとても気になる。ちょうど「野鳥装備」だったので720mm相当の望遠で撮ってみたが、ヒダがあるのかどうかも分からず不明のままに終った。 ヒノキ林の中では小さいながらも目を引く、キチャワンタケを見つけた。鮮やかな黄色で少し透明感もあって、とてもきれいな子嚢菌だ。指で触れるとわずかに青い色に変色する。 結局、狙いをつけた2種はまったく気配すら感じることができなかった。 今日の「鳥みち草」は虫探しに夢中のコゲラ。派手な音を立てて木をつつくので見つけるのは簡単だが、これもなかなか静止してくれない忙しい鳥だ。 |
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