今日はどこまで行ったやら・・・


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2008年
1月27日(日)

七沢自然保護センター
神奈川県厚木市
 23日から24日にかけて関東地方にも雪が降った。都内でもわずかに積もったがすぐに消えてしまった。
 本格的に寒くなってここ自然保護センターの池も厚い氷が張っていた。こうなるとどうしても見つかるきのこの候補が絞られてしまうが、なるべく先入観を持たずに新しい発見を心がけながら歩く。
 するといきなり目に飛び込んだのが大きなオニフスベ。と言ってもすっかり朽ちてしまった残骸だが、まだ表皮が残っているくらいだから秋に生えたものだろう。
 せせらぎの向こう岸にエノキタケを見つけた。あまり状態が良くないが被写体の乏しい時季なので、流れを飛び越えて撮影した。小さなものがまばらに生えていていい構図を撮れなかった。
 掘り起こされた切り株の根に、べったりとオレンジ色のきのこが背着していた。図鑑を見るとダンアミタケという種類によく似ている。針葉樹に生えるらしいがすっかり朽ちてしまった切り株なので樹種がはっきりしない。
 先入観があってもなくても、この季節に見つかるきのこはやはり限られてくる。最後に見つけたのはニガクリタケの幼菌だった。
2008年
1月20日(日)

写真映写会
神奈川県平塚市美術館
(神奈川キノコの会)
 今回も一年間で撮影した中から手応えを感じたものを選んで映写させていただき、さらに不明のままで気になっているものや珍種と分かったものも見ていただいた。
 そして、今回もまた大きな間違いが見つかった。6月9日に伊豆の一碧湖で見つけて「ハラタケ属」の不明種として記録したものが、城川会長のご指摘でテングタケ属であることが分かった。ハラタケ属ならここまでカサが開いてヒダが白いはずがない・・・という初歩的な見落としをしていた。
 カサの表面や姿だけの思い込みで重要なポイントを見落とす失敗は、何度も経験しているのに改まってないと痛感した。
2008年
1月19日(土)

高麗山・地獄沢
神奈川県平塚市
 せめて何か1種くらい・・・いや、こう寒くては何もない。そんなことを交互に思い浮かべながら、底冷えのする地獄沢を歩いてみた。陽射しはあるのだが冷気が谷を伝って降りてくる。
 切り倒された太いタブノキには以前からたくさんのマユハキタケが出ていたが、今日は珍しい菌輪のマユハキタケを見つけた。と言っても、タブノキの年輪に沿って並んで生えているだけだが、同心円に並ぶ姿は初めて見た。
 すぐ傍で小さなオレンジ色の円盤を見つけた。直径2〜3ミリしかないが、ルーペで見ると円盤の周囲に長い毛が生えている。アラゲコベニチャワンタケだ。
 最後に大きなヒラタケを見つけた。カサの色がヒラタケらしい濃い灰色で、形よくしっかりカサを開いている。ローアングルで撮ったあと引き上げかけたが、せっかくだから夕飯の食材にと思い直した。魚と一緒にホイル焼きにでもしてみよう。
 明日は「神奈川キノコの会」の室内勉強会だが、平塚博物館が工事中のため向かい側の平塚美術館で写真の映写会が行われる。私も昨年撮影した中から選んで映写させていただく予定だが、会場が美術館というのは何となく嬉しいものだ。
2008年
1月13日(日)

真鶴半島自然公園
神奈川県真鶴町
 何か目新しいものを求めて昨日とは正反対の方向へ走ることにした。晴れの予報だったので少しは暖かいだろうという淡い期待もあったが、一日中どんよりと曇り時おり冷たいも雨もパラついた。
 当然あるだろうと見当をつけたきのこは、駐車場から数歩のところで見つけた。マツカサキノコモドキだ。今日はほとんど全域で見ることができた。
 しばらく歩くとスダジイと思われる大きな倒木に、色鮮やかなコガネニカワタケが出ていた。時どき色が抜けてシロキクラゲと見分けがつかないこともあるが、これだけはっきり黄色いと分かりやすい。
 遠くからオレンジ色の塊を見つけて近づいてみると、落ち枝の端に栗色のカサが広がっていた。キアシグロタケだ。アシグロタケとの区別点である表面の放射状の細かなシワがはっきり見えた。
 その近くで長い落ち枝に背着している黄色っぽいきのこを見つけた。普段ならやり過ごす姿だが、奇妙な模様が目に留まった。よく見ると実に不思議な幾何学模様を描いている。クシノハシワタケだろうと思うが、まるで抽象画のような、原始人が描いた模様のような、とても人為的なものを感じてしまう。
 車まで戻ってきた時、大きなクロマツにシハイタケがたくさん付いているのを見つけたが、やや傷んでいて撮らなかった。ところが同じ木に、まるでナメコの幼菌のようなものが出ている。そんなはずはないと上を見上げると、かなり高いところに朽ちたヒトクチタケがあった。下にはもっと小さくて色も付いてないものがいくつもあった。幼菌は逆にきのこの姿をしているのが面白い。
 結局、晴れ間は全く見えず、混雑を避けて早めに帰途に着いた。
2008年
1月12日(土)

座間谷戸山公園
神奈川県座間市
 もう何年も行ってなかった「谷戸山公園」を久しぶりに歩いてみた。昼前から冷たい雨が振り始めてコンデションは良くなかったが、砂埃が洗い流されて鮮やかな色を撮ることはできた。
 たくさんの枝を積み重ねたところに赤いカサのエゴノキタケが群生していた。中でもカサの大き目のものは雨に濡れて趣のある色になっていた。そして、そのすぐ横にはよく似たチャカイガラタケの群生もあった。どちらも乾いていたら撮る気が起こらなかった被写体だ。
 今日見つけた中で唯一のハラタケ類となった小型のきのこは、針葉樹の材上に生えたものだった。カサにクッキリと条線があり、柄の全体に細かな繊維状の鱗片が付いている。恐らくフウセンタケ科のケコガサタケ属の仲間だと思うが名前は分からない。
 コナラの倒木上には無数のヌルデタケが生えていた。これも冬に良く見かける種類のきのこだ。
 もう一つ、寒い時季の雨の日などにいい被写体になってくれるのがスエヒロタケだ。新鮮なものを見つけるとつい裏返して見たくなる。そしていい構図を探して何枚もシャッターを切ることになる。
 このまま降り続ければ夜半には雪に変わりそうだが、きっと止んでしまうのだろう。雨でも雪でもかまわない、木々や地面が息を吹き返すことに期待したい。
2008年
1月 6日(日)

新治市民の森
神奈川県横浜市
 今年最初の「定点観察会」はとても暖かい日を浴びて、まるで春のような陽気に恵まれた。いくら冬枯れの気候であっても「きのこ目」の持ち主が10人も集まれば、興味深い種類がいくつか見つかるものだ。
 倒木に生えた新鮮なカイガラタケがたくさんあったが、その中のかなり大き目の1個はヒダの付き方がユニークだった。放射状に広がる途中で同心円状に並び方を変え、またその先で放射状になっていた。どういう作用でこうなったのかは不明だが、こんなパターンは初めて見た。
 付近の栗園では落ちた栗の実に極小の白いきのこが生えているのが見つかった。カサの直径は5ミリ以下でヒダも極めて少ない。透明感のある柄やカサの頂点が尖っていることから、クヌギタケの仲間だと判断したが種名は分からない。
 そして、久しぶりに谷戸を歩いてみると、そこにもやや大きめのクヌギタケ属のきのこが見つかった。アシナガタケのような感じだがカサに条線がなくて平開しているので違う種類だろう。灰色の柄は捻れていて根元には白い菌糸が密生していた。
 クヌギタケの仲間は真冬でも生えるものがあるので、地面が湿ってさえいれば見つかるものだ。
2008年
1月 5日(土)

伊豆・一碧湖
静岡県伊東市
 晴れて暖かくなるという予報に期待して、湖畔をのんびり歩くつもりで一碧湖まで遠征した。ところがいつまでも空はどんよりと曇り、冷たい風で底冷えのする天気だった。
 結局、いい被写体も興味深い種類も何一つ見つからない、耐寒散歩になってしまった。
 最初にシャッターを切ったのは倒木上に生えたシイタケの幼菌。他をくまなく探したがこれ1個だけだった・・・、と思ったら、レンズのすぐ前にもっと小さなものが頭を出していた。
 朽ちた切り株の周囲には環紋のきれいなチャウロコタケが出ていた。時どき美しいパターンで撮影を楽しませてくれるのだが、今日は小型で数も少なく迫力に乏しい状態だった。
 必ず何かは見つかるという取って置きのポイントへ行ったが、朽ち果てた大きなシイタケと小さなニガクリタケだけだった。
 今年もまた天気予報に翻弄される一年を予感させる、一日になってしまった。
2008年
1月 3日(木)

高麗山・地獄沢
神奈川県平塚市
 新年あけましておめでとうございます。湘南平からの富士山。

 高麗山、特に地獄沢へは、まるで「きのこ撮影」祈願のための初詣といった気持ちさえ感じながら探索している。暮れからの晴れ続きで何もないことは分かっていても、とにかくここは歩いておきたい場所なのだ。
 針葉樹の間伐材に地味な色の小さなカサがたくさん並んでいた。ヒメカバイロタケモドキだ。ローアングルで見るとヒメカバイロタケの色違いという感じで、ヒダの様子などがとてもよく似ている。
 イヌシデだと思う立ち枯れた木に新鮮な硬質菌が生えていた。一見柄があるように見えたが、色や硬さからネンドタケだと思われる。カサを折ってみると肉の断面が黄色みの強い褐色をしていた。
 実は出発前から狙いをつけていた被写体があった。もう何ヵ月も前からマユハキタケがとてもいい状態だったのだ。他に何もない時こそしっかり撮っておこうと考えた。ところがこのポイントは極めて足場が悪い。急斜面の砂地だから三脚も自分の身体も、滑り落ちないようにすることで苦労する。手も足もクタクタになるほど疲れる撮影だったが、立派なマユハキタケのこんな群生はそう見られるものではない。
 さて、今年は「祈願成就」となりますやら、よろしくお付き合いください。
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